本来の感性を失わせている現代の生活-生き方が免疫力を左右する-

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本来の感性を失わせている現代の生活-生き方が免疫力を左右する-
 
体調は、まず顔色や肌の色艶、あるいは胃腸の調子に注意すればわかります。
現代人は自分の体調に無関心な人が多く、自分の体の声にあまりにも鈍感になっています。
 
無理な生活をしていると、必ず体調に表われてきます。
肌が荒れて色艶が悪くなる、吹き出物などができるのも体調が悪い証拠です。
また下痢気味だったり、便秘気味だったり、胃腸の調子も悪くなります。
 
いま、もっとも死亡率の高い病気は、がんや心臓疾患、脳卒中などの血管障害です。
こうした生活習慣病は、自分の体の声を聞くことができずに自分の体を痛めるまで酷使した結果です。
自分の体の声に鈍感になっているから、病気になってしまうのです。
 
多くの日本人は、働きすぎる上に、自分でさらに体を痛めつける生活をしているのではないでしょうか。
ことに夜更かしは、非常に体に悪いことです。
夜更かしが、現代人とって万病の元になっていると言っていいほどです。
遅くまで仕事をして、なおかつ家に帰ってパソコンでインターネットをしたりコンピューターゲームをしたりしているのではないでしょうか。
会社でのストレスを解消するということもあるのでしょうが、それでは体を痛めつけるだけです。
 
東日本大震災原発事故以来、節電が意識され、多少変わってきましたが、日本は、まだまだ夜間の照明が明るいでしょう。
 
アメリカやヨーロッパなどの家庭に行くと、スタンドで明かりを採っています。
日本でもホテルなどはアメリカナイズされていて、部屋はスタンドの照明だけで薄暗いものです。
それに比べると、日本の家庭の照明は明るいのです。
そのせいもあってか、大人だけでなく小学生高学年以上の子どもも、みんな自然に夜更かしになりがちです。
 
夜遅くまで起きていれば、朝眠くても無理して起きなければなりません。
眠たいというのは、睡眠が足りていないのです。
その状態は、まだ副交感神経が優位でボーッとした状態で、食欲もないので朝食が食べられず、1日のスタートが悪くなります。
体がしゃっきりしないまま一日を送ることになります。
そんなに生活を続けていれば、体のもっとも弱いところを直撃して、何らかの病気になりかねません。
 
20代の若い人でも、病気になるのは夜のアルバイトをしている人が多いのです。
最近、続けて20代で精巣がんになっている人たちから電話相談を受けました。
彼らはコンビニや終夜営業のファミレスなどで徹夜でアルバイトをしていて、完全に昼夜逆転の生活を送っていました。
 
現代人のもっとも危険な生き方は夜更かしなのです。
その夜更かしが、コンピューターゲームなども含めてパソコンに長時間向かっていることによるとしたら、なおさら病気になる危険も大きくなります。
そのような生活を続けていること自体が、すでに人間本来の感性を失っているということなのです。
 
そんな現代の生活を見るにつけ、私たちは、知識万能、科学万能に毒されて、自分の体や心についての感性を失ってしまった結果、病気になっているように思えてなりません。
「免疫力が上がる生活下がる生活 より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
◆ビタミンB12とは…?◆
ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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