風邪をひきやすいかどうかで免疫力がわかる-生き方が免疫力を左右する-

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風邪をひきやすいかどうかで免疫力がわかる-生き方が免疫力を左右する-
 
日ごろ風邪をひきやすいかどうか、風邪をひいてもすぐに治るか長引くかなどで、その人の免疫力の状態がわかります。
周りで風邪がはやっていても、かからない人がいます。
そういう人は免疫力が高いのです。
 
風邪をひかないのは、マクロファージが活性化しているからです。
リンパ球で風邪のウイルスを処理するレベルまでいく前に、マクロファージのレベルでウイルスを処理しているのです。
 
白血球は体の元気さを代表していますが、さらに言えば白血球の約5%程度を占めているマクロファージが体の元気さを代表していると言えます。
個体が元気なのは、マクロファージが活性化している状態にあるからです。
すると、風邪のウイルスが体に入っても、リンパ球を使わないレベルでシャットアウトできます。
 
マクロファージは体の頑張りを反映している、体の基本です。
「仕事で忙しく頑張っている人は風邪をひかない」と言われますが、それは、その人の白血球のマクロファージが活性化していることを示しています。
 
しかし、頑張りすぎても問題が出ます。
頑張っていると、日ごろ、交感神経が緊張していて白血球数が多くなっています。
白血球の中の顆粒球のほうが多くなるわけです。
それがバランスの範囲内にあるうちはいいのですが、無理しすぎると顆粒球が多くなりすぎて活性酸素が体の組織を傷つけます。
風邪はひかないかもしれませんが、ある日いきなりがんになるというように、大きな病気になる危険性もあるのです。
 
日ごろ風邪をひかないといっても、いつも無理して緊張が続いているような場合は要注意です。
同じように風邪をひかないといっても、体に余裕があって風邪をひかない人と、限界まで使い果たして風邪をひかない人がいるのです。
その違いは、顔色などを見ればわかります。
 
風邪をひくとすぐに高熱を出しやすい人は、もともと副交感神経に偏りすぎて、日ごろから低体温です。
見かけ上はリンパ球の比率が高いのですが、白血球総数が少ないのです。
発熱することで風邪のウイルスと戦う力を出すのですが、リンパ球の比率が高くなると、過剰反応を起こしてすぐに高熱を出してしまいます。
 
子どもが風邪をひくと、高熱を出しやすいのはリンパ球の割合が高いからです。
しかし、大人になるとリンパ球の割合が低くなるので高熱を出しにくくなります。
苦しいとき一時的に解熱剤を使うのは仕方ありませんが、かえって風邪を長引かせることになりかねないのでなるべく使わないほうがいいのです。
 
それは、体はせっかく体温を上げてリンパ球が活躍しやすいように免疫力を高めているのに、熱を下げることでその力を弱めてしまうからです。
多少熱が出ても、三日も我慢して寝ていれば、だいたい治癒に向かいます。
 
本来、風邪に効く薬はありません。
風邪薬を飲むのは、咳や鼻水などの症状を抑えたかったり、熱が上がって苦しいからです。
薬を飲んで一時的に症状を抑えながら無理して仕事に出ていると、風邪は長引きます。自分の免疫力を低下させてしまうので薬で風邪を抑えるのは本末転倒です。
風邪を引いたら、仕事を休んで、ゆっくりと寝ていれば回復は早いのです。
「免疫力が上がる生活下がる生活 より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
◆ビタミンB12とは…?◆
ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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