あなたの老化は、すでに血管から始まっている

イメージ 1
あなたの老化は、すでに血管から始まっている
 
「老化」と聞いたとき、あなたはいったいどんな変化を思い浮かべますか?
 
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
そもそも血管の働きとは「栄養分や酸素を体中に運ぶこと」「不要な二酸化炭や老廃物を体中から回収すること」、この2つです。
もし血管が細くなるなどして細部に栄養分や酸素が行き届かなくなると、そこの細胞は衰えてしまいます。
 
もちろん、細胞の集まりである臓器についても同じことが言えます。
臓器に十分な血液が行き届かなくなると、臓器の働きも当然ながら低下します。
 
特に重要な臓器といえば、心臓、脳、肺、腎臓、肝臓です。
なかでも心臓は大切です。
心臓を養っている血管である「冠動脈」が狭くなると(狭窄)、心臓に栄養分や酸素が十分に行き届かなくなり胸痛が現れます。
これが「狭心症」です。
閉塞が起こるリスクも高まります。
これこそが、恐ろしい「心筋梗塞」です。
 
「腎臓の機能が衰える」というのも、理屈は簡単です。
腎臓では、大きな血管から「糸球体」と呼ばれる小さな血管に血液が流れ、その過程で血液成分が濾過されて尿が作られています。
腎臓の血管の状態が悪くなると、腎臓機能も当然ながら低下し、それが原因で高血圧を引き起こすことさえあります。
 
アメリカの医学者、ウィリアム・オスラー先生は「人は血管とともに老いる」という有名な言葉を残しました。
「臓器の障害こそ、老化である」と考えるなら、まさに「人は血管とともに老いる」と言えるでしょう。
 
けれども私たちは、悲観的になることはありません。
反対に言えば「血管が若々しく保たれていれば、いつまでも健やかに過ごせる」ということだからです。
「しなやかな血管が健康の10割 より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 

認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

 一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切です。
 
 人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!