部位別トラブル予防・改善策【腎臓】糖質制限の悪影響!?「タンパク質」に注意
腎臓は血液中の老廃物をろ過して、必要なものは血液中に戻し、不要な老廃物は尿として体外に排泄しています。
全身を流れる血液は、腎臓を通ってろ過されてからまた全身へと送られます。
腎臓機能が低下すると、むくみやすくなったり、体がだるくなったり、疲れやすくなったりします。
これは血液のろ過がうまくできなくなるためです。
最近は、糖尿病が進行して発症する合併症のひとつ、「糖尿病性腎症」の増加が問題視されています。
腎臓に負担をかけるものは、ほかに「塩分」と「タンパク質」があります。
塩分を過剰摂取すると血液中のミネラルバランスが崩れやすく、それを改善するために腎臓はナトリウムをどんどんろ過して排泄しようとしてフル回転します。
そのため、過度な塩分摂取は腎臓に負担をかけることになります。
塩分の過剰摂取は高血圧の要因でもありますから、糖尿病と並んで腎障害の原因となる高血圧予防のためにも、減塩生活を心がけましょう。
タンパク質も過剰摂取には注意しましょう。
タンパク質が体内で分解されるときには、老廃物が発生します。
腎臓はこれらの老廃物をろ過して排泄しているので、タンパク質を過剰に摂取すると腎臓に負担をかけてしまうのです。
最近、糖質を極端に制限して肉をたくさん食べるという健康法やダイエット法がはやっているようですが、肉の過剰摂取は腎臓への負担が心配されます。
タンパク質が不足するのはよくありませんが、極端に食べすぎるのも問題です。肉や魚は1食70~100グラム程度を目安に食べるようにしましょう。
「血管の名医が教える15歳若返る習慣 より」
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
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