活性酸素という言葉は、これまでにも何度か登場しました。
酸化力の高い酸素のことです。
細胞内のDNAが傷つく原因のひとつも、増え過ぎた「活性酸素」です。
さらに、最近わかってきたことがあります。
この「遺伝子編集酵素」は、健康な人の場合、免疫細胞のひとつである「B細胞」にのみ現れます。
マウスの実験では、さらに衝撃的なことも報告されています。
■がんの発生、進行、転移の裏に慢性炎症あり
ちょっと難しい話になりましたが、DNAのコピーミスが起こる段階でも、がん細胞が増殖してかたまりをつくる段階でも、がんが転移する段階でも、「慢性炎症」がかかわっていることがわかってきています。
つまり、「がんの発生」にも、「がんの進行」にも、慢性炎症はかかわっているということです。
ということは、がんになる前も、がんになってからも、くすぶりを抑えることが大切なのです。
じつは、解熱鎮痛剤として使われる「アスピリン」を服用している人は、がんの発症リスクが低いという報告も複数出ています。
アスピリンは炎症を鎮めることで、痛みを抑え、熱を下げるという薬です。
国内でも、国立がんセンターなどによる共同研究で、大腸がんに進行する可能性の高い大腸ポリープを摘出した患者さんに2年間、低用量アスピリンを飲んでもらったところ、大腸ポリープの再発リスクが40%ほど下がったことが報告されています。
こう説明すると、「抗炎症作用のある薬を飲み続ければいいの?」と思うかもしれませんが、そうではありません。
薬には必ず副作用があります。
薬に頼るのではなく、生活のなかでいかにくすぶりを抑えるかが大切です。
「体内の「炎症」を抑えると、病気にならない! より」
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脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12について?
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