一瞬で空気を変える、人生を変える「言い方」【8.まず褒める】

イメージ 1
一瞬で空気を変える、人生を変える「言い方」【8.まず褒める】
 
8. まず褒める
 
これは、あなたはもちろん、相手の周りの空気も変えられる言い方です。
 
組織で働いていると、当然、部下や後輩を怒らなくてはいけない場面にも遭遇します。
怒りをためているあなたの周りには、イライラした空気が漂っていることでしょう。
しかし、いきなり「何やってんだよ!」と怒鳴り散らしてはいけません。
怒らなくてはいけないとしても、まずはよかった点を褒めてください
そして、その後に指導するのです。
そうすることによって、あなた自身は、自分を包み込むイライラした空気を払拭することができますし、それた同時に、「やばい、怒られる」とビクビクしていた相手の空気も変えることができるのです。
 
そもそも、怒る目的というのは、相手に反省させることです。
反省を促すためには、怒鳴っても無駄なのです。
いきなり怒鳴ると相手は緊張感が一気に高まり、冷静に聞き入れられなくなります。
まずは褒めて、相手の受け入れ態勢を整えてあげて初めて、相手は素直に反省できるようになります。
 
スポーツにおいても同様です。
選手が失敗した時に、「何でお前、できないんだ!」と怒鳴る監督と、「さっきのプレーは最高だったよ。でも、今のプレーはお前らしくない。どうしたんだ?」という言い方をする監督とでは、怒られているのは同じなのに、選手のモチベーションはまったく違ってきます。
 
後者の言い方の場合は、冒頭に褒められたことによって副交感神経の働きが高まり、血流もよくなるので、自律神経のバランスが整います。
その結果、パフォーマンスもよくなるので、選手は自分の実力をいかんなく発揮できるでしょう。
反対に、前者の場合は、怒られたことによって、「また失敗したらどうしよう」など、ネガティブな思いが渦巻き、血流が悪化して、さらなるミスを犯しかねません。
 
自分の自律神経を整えるのはもちろん、相手の自律神経を整えるのも、すべて「言い方」次第なのです。
「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
最近、電車の中でキレる人を見かけます。
少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。
でも、最近は違ってきています。
しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。
受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。
この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。
これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。
 
セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。
これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。
平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。
セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。
そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。
 
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
ビタミンB12の働き
ちょっと使える身近な情報をお届けしています!