一瞬で空気を変える、人生を変える「言い方」【7.意表をつく】

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一瞬で空気を変える、人生を変える「言い方」【7.意表をつく】
 
7. 意表をつく
 
ポジティブな言い方をするのが大切だとお伝えしましたが、実際には、なかなか難しいと感じる方もいると思います。
確かに、何か不愉快なことが起きた時、気持ちを明るく保つのは、交感神経が優位な状態に慣れている現代人には難しいこととかもしれません。
 
そこで、イラッとした時に、自分の自律神経のバランスを修復する言い方のコツを、もう少し具体的にご説明したいと思います。
 
それは、「相手の意表をつく」ということです。
 
たとえば、ご家庭で奥さんから「なんで洋服を脱ぎっぱなしにしているの! 早く片づけてよ!」と言われたとします。
この時、奥さんの自律神経は怒りによってすでに乱れています。
言われたあなたも、突然怒りをぶちまけられたため、自律神経が乱れています。
したがって、「わかったよ」などと言ってムスツと対応してしまうと、お互いのイライラはさらに増幅し、自律神経のバランスもどんどん乱れていきます。
こうなると、ちょっとしたことが火種となり、さらなる大げんかがいつ起きてもおかしくないでしょう。
 
しかし、もしここで、「も・う・し・わ・け、ありません!」や「ダブル了解!」など、少し茶目っ気のある言い方したらどうでしょう
相手からすると、意外な言い方をされたため、一瞬言葉に詰まることでしょう。
このように、人は投げたボールを予想外のところに返された時、そのボールを回収している間に、怒りが少しずつ鎮まっていくのです。
 
もちろん、こういったユーモアのある言い方をする際は、相手との関係性を見極める必要があります。
上司から怒られているのに、ユーモアで返していたら、さらなる怒りを買いかねません。
 
しかし、感情が爆発しがちな親しい間柄においては、この「相手の意表をつく」というのは、非常に効果的に作用します。
つい、売り言葉に買い言葉で、仲間や家族と口争いが絶えないという方は、ぜひ一度試してみてください。
怒りに支配されているときほどユーモアのある言い方をすることで、自分も相手も自律神経が整い、無駄な時間やよけいな健康被害を防ぐことができます。
「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」
 
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新しい生活パターンへの対応、とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
 
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
 
ビタミンB12の働き
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