疲労回復効果は純度の高いカカオだけ
「疲れてくると、どうしてもチョコに手を伸ばしてしまう」
こうした悩みは、とくに女性に多いでしょう。
こちらは多くが糖分によって分泌される「幸せホルモン(ベータエンドルフィン)」を欲しているからで、ダイエットの敵であるばかりでなく、疲れない体質をつくるためにも悪い習慣となります。
ただ、それはチョコレートに含まれる砂糖の性質によるもので、チョコそのものには優れた疲労回復効果があるのです。
カカオに含まれる「BDNF」の効果は、2013年にイタリアのラクイラ大学の研究で明らかになりました。
ただ、砂糖がふんだんに使われているミルクチョコレートだと、BDNFの効果より糖分の「幸せ偽装効果」が勝ってしまいます。
すると、疲れはたまる一方で、“ホルモンタンク”はどんどん使われていってしまいます。
残念ながらダークチョコレートにはほとんど甘みもなく、むしろ味は苦みに近いかもしれません
ただ、慣れてくればカカオそのものの味を堪能することができます。
ダークチョコレートは日本の大手チョコレートメーカーでも販売しており、通販などで購入することも可能です。
疲れたなと思ったら、小さなものを一枚食べる程度で十分でしょう。
疲労のほか、高血圧予防や美肌効果も期待できるとのことなので、甘いものに依存する人は、こちらへ切り替えていくようにしてください。
※抗ストレスホルモン(コルチゾール)は、「副腎」という器官から血管を通し、体中に運ばれていきます。
抗ストレスホルモンの貯蔵場所、ここでは“ホルモンタンク“と呼んでいる場所も、その副腎を指しています。
「最高の疲労回復法 より」
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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB1はエネルギーの供給だけでなく、老廃物の代謝にもかかわっています。
B1だけではありません。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
したがっていっしょにとるのが効果的です。
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12について?
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