ストレス体質が“ホルモンタンク”を空にする

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ストレス体質が“ホルモンタンク”を空にする 
 
疲労は、仕事などの長時間におけるストレスが蓄積して起こることもあれば、死別や離婚、失恋など、精神的なショックを引きずったことによって起こることもあります。
 
そうしたときにも、もちろん“ホルモンタンク”は消費されます。
 
疲れを訴える患者さんもさまざまで、働き盛りの中間管理職の人もいれば、主婦の方や学生の人もいます。
 
いずれにしろ症状としては、心療内科では「うつ」と診断されるようなもの。
 
ただし、抗うつ剤は出さず、処方としてはビタミンやミネラルを摂るためのサプリメントのほかは、それぞれの患者さんの状況に応じた生活習慣や思考のくせの修正を提案しています。
 
それは、薬で一時的に状態が改善されても、“ホルモンタンク”が空のままだとすぐに悪い状態へ元通りになってしまうからです
 
食事などの生活習慣から脳疲労が起こっているのであれば、これを治していくのは難しくありません。
 
けれども仕事や人間関係の問題からストレスを抱え、それが原因で脳疲労になっている場合、根本的な問題は性格そのものにあるわけです。
 
自分に対して甘くなる、物事を前向きにとらえる……。
 
いうのは簡単ですが、そうしようと思ってもそうできないから、みんな悩み込んで、“ホルモンタンク”を消費してしまって、脳疲労が起こるまでに至っているのです。
 
「悩まないほうがいいですよ」と言ったところで、「はい、そうします」とすぐ思考を切り替えられる人はそういないでしょう。
 
※抗ストレスホルモン(コルチゾール)は、「副腎」という器官から血管を通し、体中に運ばれていきます。
抗ストレスホルモンの貯蔵場所、ここでは“ホルモンタンク“と呼んでいる場所も、その副腎を指しています。
「最高の疲労回復法 より」
 
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
 
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB1はエネルギーの供給だけでなく、老廃物の代謝にもかかわっています。
1だけではありません。
2、ナイアシンなどのほとんどのビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
したがっていっしょにとるのが効果的です。
 
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
また、アルツハイマー認知症の患者の脳脊髄中にはビタミンB12が少ないことが確認されています。
ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。
 
ビタミンB12について?
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