100年人生は、決して特別なものではない

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100年人生は、決して特別なものではない

 

子どものころ、「100歳の人」といえばどんなイメージを持っていたでしょうか。

白髪頭に長いひげ、まるで仙人のような姿を想像していたのではありませんか。

 

それは、「めったに見たことのない人」「たぐいまれに長生き名人」といったイメージが生み出した姿かもしれません。

 

確かに、ひと昔前、100歳まで生きる人は、超がつくようなご長寿でした。

 

老人福祉法が制定されたのは、東京オリンピックの前年にあたる1963年ですが、その時の100歳以上の人口は全国でたった153名しかいませんでした。

しかし、1981年には1000人、1998年では1万人を超え、その勢いはどんどん加速して、2018年には7万人近くにもなっているのです。

 

厚生労働省の試算によれば、現在50歳の人が100歳まで生きられる確率は、男性が1.75%、女性が7.54%。

この数字は、年齢が若くなればなるほど高くなります。

 

つまり、100年人生は決して特別なものではなく、今後誰でもリアルに手が届く年齢になってくるということなのです。

 

そう聞いて、「100歳まで生きられるなんてうれしいな」「みんなが長生きできる世界はすばらしい」と、手放しで喜ぶ人はそうそういないでしょう。

それどころか、「そんなに長く生きたらお金が続かない」「そんなに長生きしたっていいことばかりない」と心配する人のほうが一般的だと思います。

 

昔は、少しでも長生きしたいと思っていたのに、今や、適当なところで、ボケたり寝込んだりせずにコロッと死にたいというのがスタンダード。

しかし、寿命は自分でコントロールできるわけではありません。

だからこそ、なかなか死ねないこの時代を、いかに快適に生き抜くかを考えなくてはならないのです。

 

そこで大切になってくるのが、「人生を楽しむ気持ち」「いろんなことに取り組んでいく意欲」、つまり若々しい感情です。

 

長生きというと、お金の心配をする人が多いのですが、感情が老化してしまったら、お金がいくらあっても毎日が退屈で、時間の過ぎるのが遅く、生きていることがつらい毎日になるでしょう。

 

意欲が生まれないので、家に引きこもりがちになり、体が弱っていきますし、頭も使わないので衰えていきます。

いくらお金があっても、寝たきりの認知症では悲しすぎると思いませんか。

 

だからこそ、われわれは100歳まで生きることを念頭に、いかに感情を老化させないか、そのために何を実践していくべきなのかを考えなくてはいけません。

それが、これからの時代を生き抜く大切なテーマなのです。

「感情の老化を防ぐ本 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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