アンチエイジング=美容ではない

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アンチエイジング=美容ではない

 

100年人生がスタンダードとなりつつある現代、思秋期の中にいる人は特に、「アンチエイジング」を意識してほしいと思います。

なぜなら、アンチエイジングと感情の老化は関係があるからです。

 

アンチエイジングとは、「抗老化」を意味する語で、加齢による心身の衰えをできるだけ小さくする、老いのスピードを緩やかにすることです。

 

ところが、「美魔女」(魔法を使ったように若く美しい中年以降の女性)などのイメージから、「アンチエイジング=美容」だと解釈している人が少なくありません。

 

そのせいもあったのか、ある雑誌の対談で、女優の小泉今日子さんと、社会学者の上野千鶴子さんが「アンチエイジングという言葉が大嫌い」「若いといわれて喜んでちゃいけない」などと語り、それがネット上で話題になったことがありました。

 

すると、「その通り。年の癖に若く見せようとするなんてみっともない」「年を取るのは悪いことじゃない、悪あがきせずに素直に受け入れるべきだ」と、2人の意見に賛同する声が多数上ったのです。

まさにアンチエイジングのアンチです。

 

老いと闘うべきか、それとも受け入れるのか……。

ネット上で、意見がぶつかり合うのを見て、違和感を覚えました。

老いに対する考えが二極化しているけれど、もっと柔軟に考えればいいのではないかと思ったのです。

 

長くなった人生の中で、心も体も若々しい期間が少しでも長くあってほしいというのは、ごく自然なことです。

そして、最新のアンチエイジング医学や、ちょっとした日々の心がけを実践すれば、100歳の人を50歳のように若返らせるとはいいませんが、40代、50代、人によっては60代の人でも、見た目はもちろん、脳や血管などを若々しく保つことができるのです。

 

人は生きている限り、必ず老います。

どうあがいても、老いを受け入れざるを得ない日がやってくるのですから、アンチエイジング医学や、アンチエイジングの知見を学び実践し、70代ぐらいまでは、老いと闘うのは決して悪いことではないと思います。

「感情の老化を防ぐ本 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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