腸内環境を整えることで老化を防ぐ

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腸内環境を整えることで老化を防ぐ

 

春先になると多くの日本人を悩ませるのが花粉症です。

目がかゆくなったり、鼻水や涙が止まらないなどのアレルギー症状が出ます。

 

また、アレルギーといえば、卵アレルギーや牛乳アレルギーなども、比較的よく耳にするのではないでしょうか。

摂取することで、呼吸困難に陥ったり、全身に発疹が出たり、発熱したり、これらは急性型アレルギーと呼ばれるものです。

 

 アレルギーにはこのほかに、「慢性型アレルギー」があり、細胞の炎症の原因になるとしてショーシャ博士は重視しています。

 

慢性型アレルギーは急性型アレルギーと違って、緩やかにお腹の中で炎症を起こすため、見えにくいアレルギーだといえるでしょう。

 

たとえば、「キウイを食べたあと、何となく口の中がかゆいように感じる」「ごぼうを食べた後はおならが臭くなる」「ハムを食べると、どうもお腹の調子がよくない」といった程度のもので、症状が軽いため本人も気づかない、あるいは、気がついたとしても気にとめないようなことが多いのです。

 

しかし、慢性型アレルギーには、特に腸の炎症反応を引き起こすという問題があります。

そうすると、細胞内に栄養が届きにくくなり、さらにそこで酸化が起こるため、そういった状態が数日間続き、その間に老化が進むと考えられます。

 

 慢性アレルギーによる腸の炎症があると、食べたものを十分に消化吸収できませんから、せっかくの栄養素を細胞に届けられません。

消化吸収が腸の役割だということは誰もが知っていることですが、実は、小腸には体の免疫細胞の8割もが集まっているといわれ、免疫機能として重要な役割を担っているのです。

 

 免疫機能がしっかり働いていれば、がん細胞も退治できますし、傷ついた細胞の修復もできますが、腸が炎症を起こしていれば免疫機能が十分に働かず、細胞の修復力が衰えてしまいます。

 

 つまり、老化防止には腸の健康を保つことがとても大切なのです。

 

 ヨーグルトを食べる地域の人が長寿なのは、ヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸内バランスを整え、腸内環境をよくする働きがあるからです。

 

 話を慢性型アレルギーに戻しますが、アレルギーの原因となる抗原物質「アレルゲン」の食べ物を避けることで、体の酸化を抑えて老化防止の可能性がアップします。

 

 何が自分にとってのアレルゲンなのかは、検査をすれば正確に見つけ出すことができますが、それなりの費用がかかります。

 

 しかし、検査を受けなければまるでわからないというものでもありません。

 

 たとえば、日々、口にしたものを書きとめておき、食べた後、違和感があったり、気分が悪くなる、かゆみが出るなどの症状が出たとき、数時間前に何を口にしたかをチェックするのです。

 

 ある食品を食べて、全身に発疹が出るなど激しい症状があれば、「もう二度と食べないようにしよう」と思いますが、何となくの症状のものはそのまま見過ごして、ずっと食べ続けてしまいます。

 

 けれど、何となくの症状は体内で良くないことが起きていることのサイン。

知らず知らずの間に体の中が酸化によって錆びついている可能性が高いのです。

 

 そうした食べ物を避ける。

それだけで、体の酸化を少なくし、老化防止になるのですから、とても簡単なことだと思いませんか。

 

「感情の老化」と「腸内の健康を保つこと」。

こうして並べてみると、まったく別の問題に見えるかもしれません。

しかし、心と体は切り離して考えることはできません。

 

 体の老化を細胞レベルから防ぐことで、結果として感情の老化にも歯止めがかけられるのです。

「感情の老化を防ぐ本 より」

 

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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?

それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。

LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。

ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。

それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。

 

この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。

ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。

ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。

心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。

この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。

そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。

 

それはビタミンBです。

ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。

ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。

体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

また、ビタミンBは8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

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