1日に23粒食べる「123運動」
免疫力アップにオススメの食材《アーモンド》
近年は健康意識の高まりから、スナック菓子よりもナッツ類が人気。
おやつに、お酒のおつまみに、手軽に食べられる食品として親しまれている。
なかでも栄養価が高いのがアーモンド。
食物繊維に加えてビタミンE、ミネラル類、各種ファイトケミカル、それに体にいいとされるオレイン酸の脂質が含まれている。
◆免疫力アップのポイント
・食物繊維が腸内環境を改善
・抗酸化作用に優れるビタミンEが豊富
・βカロテンやフラボノイドなどのファイトケミカルを含む
アーモンドにはさまざまな栄養が含まれていますが、なかでも注目したいのはビタミンEです。
ビタミンEは活性酸素を抑え、細胞の老化を防いでくれる成分。
このビタミンEを非常に多く含んでいるのです。
また食物繊維が多く、食べ応えがあるのも長所のひとつ。
そんなにたくさん食べなくても十分に満足感を得られます。
アメリカでは1日に23粒食べる「123運動」が推奨されていますが、これくらいを目安に食べるとちょうどいいでしょう。
なお、塩分をとりすぎないよう、味付けされたものより素焼きのアーモンドがオススメです。
お酢をみそ汁や牛乳に加える
免疫力アップにオススメの食材《お酢》
お酢が「健康にいい」というのは知られているが、実際に血糖値上昇の緩和、内臓脂肪の減少、腸内環境の改善といった効果が確認されている健康食品である。
またお酢はお酒を酢酸菌でさらに発酵させて作るが、つまりお酒を分解する力があるということ。
飲酒後にとるといいといわれる所以である。
◆免疫力アップのポイント
・カルシウムの吸収を高める
・お酢に含まれる酢酸が腸内環境を整える
・酢酸菌の含まれる黒酢などはアレルギー症状の緩和も
お酢にはさまざまな健康効果がありますが、免疫力の点ではカルシウムの吸収を高めるのが注目ポイントです。
お酢は食品中のカルシウムを溶け出させ、吸収しやすくするのです。
なので、カルシウムが豊富な食品といっしょにとると効果的。
貝のみそ汁や牛乳などにスプーン1杯加えてみてください。
また、一般のお酢は澄んだ液体にするため酢酸菌がろ過されて商品化されますが、黒酢など一部のお酢は酢酸菌がある程度残っています。
この酢酸菌にはアレルギー症状を緩和する効果があるとされ、花粉症対策の選択肢として注目されています。
「免疫力の話 より」
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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。
たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。
LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。
でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?
それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。
LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。
ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。
それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。
この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。
ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。
ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。
心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。
この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。
そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。
それはビタミンBです。
ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。
ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。
体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
また、ビタミンBは8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12について?
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