タンパク質で太い心を作る
脳内神経伝達物質である「ドーパミン」には、気持ちを高揚させ、モチベーションを高める作用があります。
また、同じ脳内神経伝達物質の「セロトニン」には、気分を落ち着け、幸福感を感じさせる作用があり、睡眠に深く関わります。
「GABA」はリラックス効果をもたらし、興奮を抑えたり、ストレスに対抗したり、自律神経を整えます。
これらの物質が正常に分泌されないと、落ち込みやすくなったり、すぐにイライラしてしまったりと、感情をうまくコントロールできず、人格にも影響を及ぼします。
脳内神経伝達物質がしっかり合成されるようになれば、やる気に満ちて、精神的に安定してくるので、ささいなことではへこたれない太く強い心を手に入れることができます。
脳内神経伝達物質は、タンパク質が主原料です。
まずは、肉や魚などの動物性タンパク質と大豆製品などの植物性タンパク質を組み合わせてバランス良く食べ、タンパク質が効率よく合成できるようにビタミン、ミネラルも摂っていきましょう。
タンパク質を摂るとお腹が張ったり、お腹がゆるくなる人は、吸収が悪いタイプ。
よく噛むと吸収しやすくなるので、まずは、しっかり噛んで食べることを意識してください。
最低30回は噛みましょう。
タンパク質を食べる量も一気に増やさず、少しずつ増量していくと身体が慣れていきます。
また、お酢にはタンパク質の消化吸収を助ける働きがあるので、お酢と組み合わせて食べるのも効果的です。
消化酵素が含まれているパイナップルなどの果物、消化・吸収を助けるヨーグルトと組み合わせるのもいいですね。
これらを試してみても心身に影響が出ていて改善が見られない場合は、バランスのよい食事と組み合わせて、サプリメントを取り入れてみてください。
「アミノ酸スコア100」と記載されているプロテインサプリメントは、アミノ酸のバランスが良く、おすすめです。
「栄養で人生は変わる より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。
ビタミンB12について?
http://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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