「自分を大切に生きる」ことで自分も家族も幸せになれる
老後は「かつかつの生活」という人も、快適な過ごし方があります。
知人で、「バブルの頃は羽振りがよかった」という人がいます。
バブル崩壊の余波で会社は倒産し、奥さんとも離婚、家族とは別れて暮らすという生活を余儀なくされています。
その人は、今は国民年金を受給しているのですが、国民年金だけではとてもではないけれど生活費には足りません。
そこで、その人は不足する分は、「生活保護」で補っています。
生活保護は年金と違って毎月入金されますし、年金より高額になります。
その人は「若い頃、ものすごく税金を払ったのだから返してもらっているだけ」といいます。
そのくらいに思ったほうがいいと思います。
生活保護というと、家も土地もなく、仕事も収入もないことが受給の条件のように思分けがちですが、資産などがあっても、部分的に受給することができます。
たとえば、家や土地を持っていても、家賃分を差し引いた額の生活保護費が受給されるケースがあるのです。
必要であれば、みんな「大手を振って」受給すればいいのです。
もちろん、収入が一定の金額より少ない場合も生活保護を受けることができます。
生活保護を受けると、いろいろなサービスが同時に受けられます。
たとえば、医療費は無料になります。
路線バスなどの公共交通機関も無料になります。
つまり、部分的にでも生活保護を受けることは、さまざまなメリットがあることなのです。
この意味からも、「老後のためにと、今の生活を犠牲にしてお金を貯めるよりも、元気なうちに好きなことに使って、万が一、経済的にうまくいかなくなっても、いざとなったら生活保護を受ければいい」くらいの開き直った発想が必要だし、その方が心の老化予防になると考えています。
人に迷惑をかけてはいけない、とか、世の中の負担になりたくないなど、「~であるべき」という思考パターンはきれいに捨てて、自由・快適に生きることが「感情年齢」をいつまでも若く保ち、心も脳も老化させずに、元気に過ごす秘訣だと信じています。
そして、それが高齢者全体の認知療法といえるかもしれません。
「「脳が老化」する前に知っておきたいこと より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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