寝る直前に「初恋」のことを考えるといいのはなぜ?

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寝る直前に「初恋」のことを考えるといいのはなぜ?

 

デスクワークで疲れた人は、軽い運動で身体を動かしたり寝る前に頭をクールダウンさせたりすべきです。

でも、日中に身体を動かして疲れた人が運動してしまうと、疲れがいっそう増してしまいます。

そういう人にとっての「逆のこと」はとにかく身体の疲れをとってゆっくりと休むことであり、それがストレスを取り除くことになるのです。

 

そのためには、とにかくいい睡眠を得て、疲労回復因子を活性化するのがいちばんです。

 

――じつは、睡眠のとり方にも少しコツがあります。

 

いい睡眠をとるために、私自身がよく実践しているのは、寝る前に「人生でいちばん楽しかったこと」「今まででいちばんうれしかったこと」を思い出すことです

この方法はうつ病の治療などにも採り入れられているのですが、実際にやってみると身体と脳の緊張がほぐれ、すんなりと眠ることができます。

 

一方、なかなか寝つけないという方は、寝る前にネガティブなことを無意識のうちに考えている可能性があります。

 

布団に入ってから心配なこと、プレッシャーを感じていることなどに思いをはせてしまうと、そのことで頭がいっぱいになって目がさえてしまいます。

試験や大事なプレゼンのことをあれこれ考えていたら、ろくに眠れないまま朝になってしまった――などという話をよく耳にしますが、まさに目がさえて眠れなかったケースといえます。

 

そうではなく、寝る前はプラス思考になって、とにかく楽しかったことを考えるのがいちばんです

 

誰しも、強烈に楽しかった思い出や心からワクワクして興奮した出来事というのは少なからずあると思います。

そういうポジティブな経験を頭のなかで再現するのです。

ちなみに細かく思い出す必要はありません。

思い出のストーリーそのものが大事なのではなく、その時に得た感情を思い出すことが脳の刺激になり、脳内ホルモンにもいい影響をあたえるからです

 

たとえば、生まれて初めてデートしたときのこと、スポーツをやっている人ならばライバルとの試合に勝ったときのこと、女性だったら初めての出産で生まれたばかりのわが子に対面したときのこと……などなど。

まさに「歓喜」という言葉がふさわしい、そんな感情を思い出すといいでしょう。

 

私の場合は、大好きなミュージシャンのライブに出かけて盛り上がったときのことを思い出します。

 

初恋のことを思い出すだけなら、お金もかかりませんし、しかも医学的にもストレスの軽減に役立つことがわかっているので、やってみて損はないはずです。

 

逆に、絶対しないほうがいいのは、最近よくいわれる「寝る前のスマホ」です

本来なら夜は睡眠に向かって気持ちを鎮め、副交感神経優位にしなくてはいけません。

それを夜遅くなってもスマホやパソコンのブルーライトを浴びていると、交感神経を過剰に刺激し、自律神経のバランスを崩す原因になります。

当然、ボス細胞の活性にもよくありません。

 

ぬるめのお風呂でゆったりして副交感神経優位になったあとには、もうスマホもパソコンも見ないこと。

交感神経優位になりがちな現代人が快眠を得るためには、そういう習慣を身につけたほうがいいでしょう。

 

睡眠は働くモチベーションの維持にも、免疫力の回復のためにも大切な役割を果たしています。

いい睡眠を得るためには、布団に入る前にスマホの電源は切り、ポジティブシンキングに切り替えて、初恋のことでも考えてみる――そうすれば、翌朝は気持ちよく起きられるはずです。

「免疫力をあなどるな! より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

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