胸を張って歩くと元気が出る
街を歩いていて、さっそうとかっこいい人を見ていると、みな姿勢がいいことに気がつく。
背筋がスッと伸びていて歩き方が美しくみえる。
駅のホームにただ立っているときでも、姿勢のいい人は立ち姿が美しくスタイルもよくみえる。
姿勢とはこんなに大切なことかとあらためて感じる。
あたりまえのことなのだが、猫背で明るくハツラツと元気そうという人はまずいない。
元気になろうと思ったら胸を張ったほうがいいに決まっている。
くよくよしていると、気がつかないうちに背中が丸まっているものだが、まず、そこから直そう。
丸まっていたら、そのたびに「ハッ」と気づいてピンと伸ばす。
またしばらくして気を抜いていると、自然と丸まっているので、気づいたらピンと伸ばす。
背筋をいつも伸ばしているためには腹筋も背筋も必要なので、あまり身体を怠けさせていると、ただ姿勢をよく保つだけでもけっこう疲れる。
全身が映る鏡があれば、前から横からながめて自分の姿勢を矯正してみる。
どうしたらいちばん美しくみえるか、その姿勢を保つよう努力してみる。
買い物に行くときや、通勤の行き帰りの道でも姿勢を正して歩くよう心がける。
姿勢が悪いと歩き方もベタベタしてくるのだが、背筋をまっすぐにすると自然と歩幅も広くなってくる。
歩くのでも、ただだらだら歩いているとどうということもないが、姿勢を意識して歩くとたいへんなものである。
姿勢に注意し、歩幅を広く取って、お尻を緊張させて歩くと、いつもの道を往復するだけで筋肉痛になったりする。
最初は、意識しないとだらだらしてしまうが、慣れてしまえば意識しなくても姿勢よく歩けるようになる。
「物事を明るく考える」というのも、慣れれば簡単にできるようになるものだ。
慣れないから難しいので、慣れてしまえば意識しなくてもできるようになる。
慣れないうちはなんでも意識して習慣づける必要があるわけだ。
姿勢をよくするのは、明るく前向きな気分の習慣づけに大いに役に立つはずだ。
「ほがらかに品よく生きる より」
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新しい生活パターンへの対応、とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。
ビタミンB12について?
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