他人に恩を売るべからず、だ

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他人に恩を売るべからず、だ

 

人と人との関係は、基本的に一回一回で「お互い様」になっている。

逆にいえば、一回一回で「お互い様」にならないような関係は続かない。

たとえば親子関係。

子どもは生まれたときは、何もできずに親の世話を受けて育つ。

では、親が一方的に与えてばかりの関係かといえば、そうではあるまい。

子どもはかわいいし、子どもの世話をすることで親は楽しみを得ている。

温かい愛情関係も育ち、親の人生も充実する。

与えてばかりではなく、ちゃんともらっているのである。

「お互い様」だ。

これが、「私はこんなに一方的に世話したのだから、子どもが大きくなったら老後の世話をさせよう」とか「老後が心配だから子どもをつくろう」という気持ちなら、やめておいたほうがよい。

それは「お互い様」ではなく、自分だけが得ようとしているからである。

そんな関係は必ず崩れる。

 

恩を売って、いずれその恩を返してもらおうという気持ちがある人は、決して満足するだけのものは返してもらえない。

というのは、そういうことを考える人は、そもそもが自己中心的で、相手が何がしかのものを返してくれたとしても、「まだ足りない」と思うのである。

「私はこんなにあなたに尽くしたのに、たったこれだけ?」と要求する。

相手の方は負担を感じ、閉口する。

 

「いまごろ、こんなに要求されるくらいなら、別に尽くしてくれなくてもよかったのに」と思うだろう。

恩を売られているとも知らずに借りてしまって、いつのまにか膨大にふくらんだ利子の請求をされているようなものだ。恩を売ったり買ったりする人間関係は、必ずいつかどこかで崩れる。どちらかに不満や負担がでてくる。

 

相手に何かするときは、自分がそうしたいからするという気持ちに徹することだ。

あとからの見返りは期待しない。

そのときそのときの自分の好意だけとする。

将来「あんなにしてやったのに」と後悔しそうなら、それはその行為があなたにとって少し負担が大きいことなのだから、無理をしないほうがよい。

反対に、「恩を売ろう」という気持ちが少しでも見える人からは世話を受けないことをすすめる。

「ほがらかに品よく生きる より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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