ケンカをしたら仲直り、だ

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ケンカをしたら仲直り、だ

 

他人を大切にするのは、必ずしも相手のイヤがることをひとつもいわず、相手のイヤがることをひとつもせず、腫れ物にさわるように大事にすることではない。

これをいったら、相手はイヤな気持ちかもしれないと思っても、いったほうがよいときもある。

 

ケンカをした後はお互いに一歩譲り合い、悪いところはあやまり、仲直りすればよい。

いわばケンカの仕方を身につけるのである。

これもお互いを大切にすることにつながる。

 

夫婦ゲンカなどは日常生活の付録である。

いっしょに暮らすのだから、ケンカのタネはつきない。

ケンカをしながら二人の生活が混ざりあって、しだいにひとつのよき家庭ができあがる。

ところが面と向かって他人から批判されたり、文句をいわれるのに慣れていないと、こうしたことを避けてしまう。

避けてうまくやっていけるならそれでもいいが、そうではない。

感情は鬱積し、イヤな気持が重なって、急にぷつりと二人の糸が切れてしまう。

ケンカの訓練がなされていないために、いきなり致命的なケンカになってしまうのだ。

そして縁が切れる。

親子ならまだいい。

縁はそう簡単には切れないし、修復もできる。

しかし、夫婦はそうはいかない。

いったん切れれば、赤の他人だ。

終わりである。

 

ケンカができないのは、少子化が進んでいることとも関係があるように思う。

たくさんの兄弟の中で育った子どもはケンカをくり返し、ケンカの中から譲ることと互いを大切にしあうことを学んでいく。

しかし、子どもが少なければ、兄弟ゲンカを知らないからケンカの仕方と仲直りの仕方を学べない。

 

夫婦の関係がうまくいかないと、さらなる少子化の原因にもなる。

悪循環だ。

ケンカの訓練をし、対人関係を長く維持していく技術を身につけてほしい。

 

ケンカの訓練とはケンカの経験をたくさん積むことだ。

しかし、一回ケンカをしてはぷつんと関係を絶ってしまい、また別の人とケンカをして関係を絶ち……これを何回くり返したところで訓練にはならない。

ケンカをして仲直りする。

また同じ人とケンカをして仲直りする。

仲直りの訓練こそ上手なケンカの秘訣といえる。

「ほがらかに品よく生きる より」

 

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最近、電車の中でキレる人を見かけます。

少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。

でも、最近は違ってきています。

しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。

受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。

この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。

これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。

 

セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。

これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。

平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。

セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。

そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。

 

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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