40代に共通の悩み

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40代に共通の悩み

 

40代は、もの忘れが進むとともに、30代の惑いが消えて、成功事例が増えだす。

比較的安定した時期である。

 

もっと幸福感があってのいいと思うのだが、多くの40代には、その実感がない。

もの忘れや体力の衰えを老化と解釈すると、かなり焦りを感じることになってしまうからだ。

 

さらに、脳自体は「正解が降りる脳」なってきているものの、30代の失敗を重ねた記憶がまだ生々しく、本人にまだ不安感が残っているので、確信が足りない。

正解が降りてはきても、「これは白と思うのだが、はて」という感じが漂ってしまうのである。

 

このため、50代に比べて、言いきりの力が弱い。

 

40代の「正解」は、たしかに正解なのだが、周囲を「一点の曇りもなく」動かすパワーに欠けるのである。

 

多くの40代は、こう感じている。

「おれはちゃんと正解を示してやっているのに、なぜ部下は動かない? 尊敬が足りない。俺が言ったことに対する反応が鈍すぎる」「おれはデキるのに、なぜ上司はわからない? 上司はバカで、会社はくだらない」

 

これは、健やかな40代の脳の、職場に対するごく標準的な見解である。

 

 

50代、本質を知る脳

 

さて、50代。

 

脳が、十分に「失敗しにくく、成功しやすい」状態になってくる。

 

失敗のときと同じように、成功して嬉しい思いをしたときも、その晩眠っている間に書き換わる。

閾値が下がって、成功回路に信号が行きやすくなるのだ。

優先順位が上がるのである。

 

複数種の成功に共通に使われる回路があれば、その回路は何度も閾値を上げることになり、優先順位がいっそう高くなる。

 

そして、あらゆる成功に使われる、共通の回路。

最高水準の優先順位を誇るそれこそが、成功の秘訣、「本質」である。

56歳近くなると、その回路が目立ち始める。

 

30代の惑い(失敗事例の蓄積)と、40代のいら立ち(成功事例が増えてくるものの、周りの理解が足りない)を乗り越え、脳は50代に本質を知る。

 

孔子の言う「天命を知る」は、この事象を言い当てているのである。

孔子だけじゃない、すべての脳に、それが起こる」

その脳が生きる環境においての本質を知るのだ。

「成熟脳 脳の本番は56歳から始まる より」

 

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脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。

しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。

このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。

これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。

 

ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。

新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。

この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。

しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。

このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。

 

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。

その中でも重要なものがビタミンB12なのです。

脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、新たな試みがされています。

あきらめずにチャレンジし続ければ、復活の日はいつか訪れるかもしれません。

 

ビタミンB12について?

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