たんぱく質が不足すると太りやすくなる
空腹時はアミノ酸がエネルギーになる
なぜ食事制限ダイエットでたんぱく質を抜いてしまうとダメなのかは、空腹時に、ヒトの体内でどのような変化が起きるのかをまず理解する必要があります。
空腹になると血液中の糖の量(血糖値)が低下しますが、血糖値を一定に保つために体内では様々なホルモンが働きます。
そのホルモンのひとつが筋肉を分解してアミノ酸に変換され、エネルギーとして使われます。
ここでたんぱく質が体内に入ってこないと、新しく筋肉をつくることができないため、どんどんと筋肉が分解されて血中に放出されてしまうのです。
筋肉の減少が基礎代謝を下げることは明白。
また、たんぱく質を抜くと食事による満足感も得にくいため、慢性的に空腹を感じやすくなります。
これがストレスになり、後々、過食によるリバウンドを引き起こしやすくするのです。
また、定期的に運動している人も要注意。
運動をすると糖質や脂質がエネルギー源として消費されるだけでなく、筋肉も分解されて使われます。
ここで運動量に見合ったたんぱく質を補わないとどんなにハードな運動をしても逆に、筋肉が減ってしまう原因に。
自分に合ったたんぱく質の必要量をしっかり摂ることが大切です。
たんぱく質はエネルギーとしても使われる
本来であればたんぱく質は筋肉をはじめ、体のあらゆる組織を構成するために使われます。
空腹になると、たんぱく質をアミノ酸に変換して血糖値を安定させるために働きます。
運動をしている人は特にたんぱく質が必要
運動(有酸素運動や筋トレ)をすると、筋肉を分解してアミノ酸として使われます。
ここで失われたたんぱく質が補給されなければ、筋肉は減少する一方です。
「たんぱく質の話 より」
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人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン・活性酸素)が増えるといわれています。
また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。
ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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