若者も要注意の「サルコペニア」とは?
筋肉の減少が怖い病気を引き起こす
歳をとって体つきがぽっちゃりしてくるのは、年齢を重ねるごとに筋肉の量が低下するため。
事実、筋肉の量は20~30代をピークに減少し始め、40歳以降は10年ごとに8~10%ずつ失われていくことがわかっています。
こうした加齢に伴う筋肉量の減少を「サルコペニア」といいます。
サルコペニアは痛みなどの自覚症状がないため軽視されがちですが、おそろしい生活習慣病の原因となり得ることを考えると決して放置していいものではありません。
サルコペニアが進行すると、筋肉や骨、関節などの運動器に障害が生じ、立ったり、歩いたりする動作が困難になる「ロコモティブシンドローム」につながります。
最近の研究では、コレステロール値や血圧の上昇による心疾患や脳疾患、糖尿病などにも、関連していることが報告されています。
さらに厄介なことに、これまでサルコペニアは高齢者の問題として扱われてきましたが、現代では若者にもそのリスクが高まっていることが明らかになってきました。
「指わっかテスト」というサルコペニアをチェックするテストがあるので、試してみてください。
高齢者も若者もサルコペニアを防ぐために必要なのは、やはり十分なたんぱく質。
3度の食事それぞれで20g以上を摂取し、適度な運動も組み合わせて筋肉を維持することが一番の対策です。
指わっかテストでサルコペニアチェック
ふくらはぎの一番太いところをつかむ。
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両手の親指と人差し指で輪っかをつくる。
《結果》
指が重なる ⇒ サルコペニアの危険性
指が触れる ⇒ サルコペニア予備軍
指と指の間があく ⇒ 筋肉量が十分にある
サルコペニアになると
・日常の動作が困難に
・転倒や骨折
・痩せにくくなる
・寝たきりに
・糖尿病のリスク
「たんぱく質の話 より」
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脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
ビタミンB群は、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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