プルプルコラーゲンも実はたんぱく質だった
プルプルコラーゲンも実はたんぱく質だった
そのまま食べてもあまり意味がない
フカヒレや豚足、手羽先などコラーゲン豊富な食材はいかにも肌によさそうなイメージですが、コラーゲンがたんぱく質でできていることを知っていますか?
ヒトの肌は一番外側の「表皮」、表皮の下にある「真皮」、最も内側の「皮下組織」と複数の層が重なり合ってできています。
皮膚のハリや弾力を生み出しているのは、真皮にあるコラーゲン(膠原線維)とエラスチン(弾力線維)で、どちらもたんぱく質で構成されています。
繊維のほとんどを占めるコラーゲンは真皮層に網目状に張り巡らされており、エラスチンはこのコラーゲンの網目部分をつなぎ留める役割を担っているのです。
加齢によって肌が衰えるのは、このコラーゲンやエラスチンが破壊されて弾力を失うため。
また、たんぱく質不足が乾燥やシワ、たるみなどの老化現象を引き起こしてしまう一因にもなります。
コラーゲンが豊富な食材はそのまま肌のコラーゲンも生成してくれそうな気がしますが、あまり有益な研究結果が出ていないのも事実。
肌のためには、コラーゲンの材料である良質なたんぱく質を摂るほうが効果的です。
そして、たんぱく質からコラーゲンを生成する際に欠かせないのがビタミンCと鉄。
この3つを一緒に摂ることが重要なので、おいしく食べられる組み合わせを覚えて、積極的に食べて美肌を目指しましょう。
皮膚の構造
表皮
もっとも外側に近い部分で、肌のバリア機能を担っている。
加齢に伴い分厚くなる。
真皮
繊維と基質成分によって構成されている。
肌のハリと弾力を生み出している繊維の大半はコラーゲンで、残りがエラスチン。
皮下組織
3層構造の最も内側にある組織。
肌に栄養を届けたり、老廃物を運び出したりする。
コラーゲンを生成するために必要な栄養
+
ビタミンC
・パプリカ
・小松菜
+
鉄
・あさり
・レバー
・牛ヒレ肉
・納豆
「たんぱく質の話 より」
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人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン・活性酸素)が増えるといわれています。
また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。
ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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