Step1■自分でも気づかない変化を教えてくれる人

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Step1■自分でも気づかない変化を教えてくれる人

 

脳を上手に使っている人は、家族や長年の友人の感想に素直に耳を傾けています

それは客観的な視点を忘れないためなのです。

 

私は仕事のことを家族に話すことはないのですが、母親が私の話を聞いていて「あれ、なんか焦りすぎてない?」と言われたことがあります。

もちろん仕事についての詳細や自分の考えを説明したわけではありません。

それでも、母親はなぜ「焦りすぎ」と感じたのか?

今の自分の話を聞いて、その言葉が出てきたのか?

――と考えるきっかけになりました。

 

母親のように、一番長く私のことを見てきた人は、私の性格や行動の起こしかたを熟知しています。

長い経過のなかの現状を見て「今のあなたは急ぎすぎだ」「今まではそんなに急いでいなかったでしょ?」という違和感を持っているわけです。

 

そこで我に返って、今自分の置かれた状況を分析してみると、自分にはまだそのつもりがないのに、ビジネスパートナーの都合で事業展開を急がされていた――といった事実に気づくことになったのです。

 

母親はほかにも「あなたは今、他人に対して押柄になっていない?」とか「最近、疲れているんじゃないの?」などと、自分自身では気づかない変化を伝えてくれるので、私は常にそれを「自分を振り返るチャンス」ととらえています。

 

 

■利害関係なく助言してくれる人を3人持つ

 

あなたも、そんなふうに助言してくれる存在を、できれば3人はつくっておいたほうがいいでしょう。

家族や親戚のほかにも、仕事や学校の先輩、かかりつけのお医者さん、長年通っている飲食店のご主人などでもいいと思います。

 

本来の自分を客観的に確認するのは、だれにとっても難しいことです。

だからこそ、自分のことを長く見てくれている人たちの意見を聞き、わが身を振り返るのです。

最終的にどうするかは自分で判断すればいいのです。

大事なのは、あなたが判断するための情報を増やすということです。

判断を誤らないためにも、事態の背景を分析できる客観的な選択肢を持っているかどうかで差がつきます。

 

窮地に追い込まれているときほど、自分自身が頑なになりそれに気がつけません。

ふだんから「聞く耳を育てておく」ことが、追い込まれた状況でも冷静でいるための一助になるのです。

 

成功脳になる正しい脳を使いかた!

自分を客観的に確認できる

助言者を増やす

「1万人の脳を見てわかった!「成功脳」と「ざんねん脳」 より」

 

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脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。

しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。

このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。

これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。

 

ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。

新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。

この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。

しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。

このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。

 

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。

その中でも重要なものがビタミンB12なのです。

脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、新たな試みがされています。

 

ビタミンB12について?

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