Step2どうしても「劣等感」から抜け出せないとき…

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Step2どうしても「劣等感」から抜け出せないとき…

 

○成功脳の人は

「劣等感」を受け入れ、他人に頼る

×ざんねん脳の人は

「劣等感」に悩んで、限界を決める 

 

自分に何らかの劣等感を持っている人は多いことでしょう。

どんなに完璧な条件が整っていて、傍から見ると幸せそうでも、学歴だったり、収入だったり、容姿だったり――と、自分に関する悩みのひとつやふたつは抱えているものです。

 

しかし、自分の弱点をプラスにするかマイナスにするかは、劣等「感」という言葉のとおり、あくまでも本人のとらえかたしだいです。

そうした悩みに対して脳を正しく使えば、人は大きく成長できるのです。

 

その意味では、劣等感には「よい劣等感」と「悪い劣等感」があるといえます。

 

 

劣等感を持つAさんとBさんという2人の若い男性が相談に来たと仮定して説明しましょう。

 

Aさんは学歴コンプレックスがあり、職場でも自分の能力に自信が持てません。

彼の口から出る言葉といえば、「どうせ自分は頭が悪いので……」とか「努力しても自分には無理だと思う」「何をやりたいのかもわからない」といったマイナス面ばかりです。

 

一方、Bさんは「自分は能力がなくて……」とか「自分は管理職としてはまったく使えないと思います」などと自嘲的に言いつつも、「私は職場を観察してどんな問題が起きているかはわかる。そこは負けません。ただ、コミュニケーション能力が足りなくて……。それを改善したい」と、自分の足りない部分を客観的に分析しています。

 

 

AさんとBさんを比べた場合、Aさんのほうが「悪い劣等感」となります。

 

悪い劣等感の特徴は、自分に足りない部分を、やらない言い訳やできない言い訳にして、あきらめてしまう点です。

 

また、他人の評価(スコア)に振り回され、はられたレッテルを意識しすぎているので、正しい自己認識もできません。

 

これでは、本当は苦手でないことも、他人の目を気にしすぎるあまりに「できない」と思い込んでいる可能性があります。

 

一方、Bさんは「よい劣等感」を持っています。

 

Bさんは、自分の欠点を素直に認めていて、今の自分に足りない部分を正確に分析し、正しく認識しようとしています。

これならむしろ劣等感がプラスになるし、ブレることなく前に進むことができます

 

だからこそ、自分がこれまでに脳のどの部分を鍛えていなかったのかを知ることが大事なのです。

 

 

■劣等感は克服するのではなく「受け入れる」

 

脳の成長のために大事なのは、事実を認識することです。

できるだけ客観的な基準(数値など)で自分を正確に把握することです。

 

Bさんの例でいえば、彼は視覚系や理解系の脳番地はよく育てている一方で、伝達系脳番地が弱いのでしょう。

そうであれば、あとはそこを伸ばすトレーニングをしていけばいいだけです。

そのために必要なものは自分の脳の中にあるのですから。

 

それでも手の届きにくい能力があるかもしれませんが、足りないものをその脳番地の力で賄う必要はありません。

必要なものがわかれば、他の脳番地が伸びてサポートしてくれます。

 

さらにいえば、本当に苦手なことは他人に頼むか、任せればいいのです。

企業がチームで動き、自社でできないことは外注するのと同じことです。

 

ちなみに、他人にサポートしてもらう場合を考えた時、日頃から自分は何ができて何ができないのか、どういうことで困っているのかといったことを周囲によく伝えておくことが大事です。

 

周りが困るのは、できないことを「できる」という人であり、これではサポートしたくてもできないし、リスクマネジメントができません。

 

すべて自分で抱え込んで、要らぬ劣等感に悩むのはやめましょう。

 

 

成功脳になる正しい脳の使いかた!

劣等「感」よりも、事実をベースに

足りない部分を「認識」する

「1万人の脳を見てわかった!「成功脳」と「ざんねん脳」 より」

 

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脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。

しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。

このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。

これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。

 

ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。

新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。

この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。

しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。

このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。

 

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。

その中でも重要なものがビタミンB12なのです。

脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、新たな試みがされています。

 

ビタミンB12について?

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