玉ねぎは刻んで15分放置
免疫力アップにオススメの食材《玉ねぎ、ねぎ》
玉ねぎやネギの辛味は、ファイトケミカルのアリシンによるもの。
このアリシンは切ったり刻んだりしたときに発生し、抗酸化作用や抗がんなどの効果を発揮する。
またねぎは白い部分と緑の部分で栄養が異なり、白い部分には抗菌効果のあるネギオールが、緑の部分にはβカロテンやビタミンCが豊富に含まれています。
◆免疫力アップのポイント
・切って細胞をつぶすとファイトケミカルのアリシンが発生
・アリシンは加熱に弱いが15分置いておくとそれを防げる
・白ねぎには抗菌効果のネギオールも
玉ねぎやねぎもニンニクと同じくアイリンからアリシンを生む食品。
このアリシンは加熱すると壊れてしまいますが、切って15分ほど置いてから調理するとそれを防ぐことができます。
またアリシンは玉ねぎやねぎを水にさらしておくと抜け出てしまいますので、辛味を低減させたい場合は空気中に15分ほど置いておくのがオススメです。
ちなみにアリシンには、ビタミンB1の吸収を助ける働きもあります。
ビタミンB1はエネルギー生成に欠かせない栄養素。
ビタミンB1たっぷりの豚肉は、玉ねぎやねぎといっしょに食べるのがいいということです。
ピーマンはいろいろな色のものを食べる
免疫力アップにオススメの食材《ピーマン》
ピーマンには緑や赤、黄色などいろいろな色のものがあるが、いずれも同一の品種。
緑色は成熟するまえに収穫したもの、赤や黄色は成熟して色付いてから収穫したものだ。
色付くにつれて栄養もだんだん増えていくが、緑色のピーマンでも十分に栄養は豊富である。
◆免疫力アップのポイント
・βカロテンやビタミンCが豊富
・これらはピーマンの色によって含有量が違う
・食べ慣れた緑だけでなく赤や黄色のピーマンも食べよう
ピーマンはファイトケミカルのβカロテンやNK細胞を活性化させるビタミンCを豊富に含む野菜です。
ただ、色によって栄養の量は違い、赤ピーマンはβカロテンとビタミンCが多く、黄色ピーマンはαカロテンとビタミンCを多く含んでいます。
緑ピーマンは赤や黄色に比べて栄養は劣りますが、それでも十分な量の栄養があり、なにより安価なのが大きな長所。
普段は緑ピーマンを食べ、たまに赤や黄色も取り入れると、効率的に栄養をとれるでしょう。
なお、βカロテンは脂溶性なので、油といっしょにとると吸収が良くなります。
「免疫力の話 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類を総称して「ビタミンB群」と呼んでいます。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン・活性酸素)が増えるといわれています。
ビタミンB12について?
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