<第3章>せかせか歩きで免疫力アップ
《ウォーキングを進める4つの理由》
スリムで健康な体を維持し、若々しさを保つために毎日の適度な運動は欠かせないものです。
しかし、定期的にトレーニングジムに通ったり、新しくスポーツを始めたりするのはお金も時間もかかるため、なかなか簡単にはできませんよね。
元々あまり運動が得意じゃない、他人といっしょに運動するのは恥ずかしいという人ならなおさらです。
そんな人にぜひオススメしたい運動がウォーキング。
周囲の目を気にせず、いつでも気軽に始められるウォーキングは、もっとも身近で効率的な有酸素運動のひとつとして人気を集めています。
ウォーキングといっても「ただ歩く」のではなく、普段より少し早めの「せかせか歩き」を意識することが大事。
同時に腕も大きく前後に振りながら歩くことで、全身を使った効率的に有酸素運動ができます。
歩くペースは少し息が弾むくらいがベスト。
目安として男性は1日9000~1万歩。
女性なら8000~9000歩を目標にするといいでしょう。
毎日ウォーキングを続けることで、おもに下半身の筋力アップや引き締め、血流量の増加による心肺機能の強化、脳機能の活性化といった効果が期待できます。
また、ウォーキングと並行して高カロリーな食事や間食を控えることで、効率的なダイエットも可能です。
せかせか歩きでどんどん健康に!
1.適度な刺激で筋力アップ
早歩きすることで、おもに下半身の筋肉に適度な刺激を与え、筋力アップや猫背改善の効果が期待できる。
2.全身の血流をよくして心肺機能を強化
歩いて心拍数が上昇すると、全身の血流がよくなり、心肺機能も強化される。
血管の老化を防ぐ効果も。
3.健康的にダイエット
普通に歩くスピードより意識して早く歩くことで消費カロリーが増え、効率的にダイエットができる。
4.認知症のリスクを低減
心拍数の上昇とともに脳の血行もよくなり、脳機能の活性化を促進。
認知症の発症リスクを低減する。
「免疫力の話 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。
ビタミンB12について?
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