<第3章>姿勢をよくするだけでも免疫力に効果あり
《正しい姿勢で免疫力アップ》
ご高齢でも背筋がピンとして姿勢のよい人は、それだけで若々しく、活力に満ち溢れているように見えますよね。
じつはこれ、見た目の印象だけではないんです。
きれいに背筋の伸びた正しい姿勢は免疫力を高め、若々しさを保つ効果があることがわかってきたのです。
反対に、猫背気味で姿勢の悪い人が年齢以上に老けて見えたり、疲れて見えたりするのもこのせい。
悪い姿勢が常態化することで全身の血流が悪化し、その結果体温が下がって免疫力も低下させてしまうのです。
また、背中が丸まって頭が前に突き出た体勢はバランスが悪く、首や背中にかかる負担も大きいため、おもに首周辺のリンパの流れを停滞させる原因にもなります。
これにより体は疲労物質が溜まりやすい状態となり、実際に疲れを感じやすくもまた疲れがとれにくくなることもわかっています。
悪い姿勢は一度クセがついてしまうと、改善するのは容易ではありません。
普段から猫背になっていないか、頭が肩より前に出ていないか、自分の姿勢をつねに意識することが大切です。
とくに仕事や勉強で座っているときは、気づかないうちに猫背になってしまいがち。
こまめなセルフチェックを心がけ、美しく免疫力も高めてくれる理想の姿勢を目指しましょう!
姿勢が悪いと「見た目」で損をする
良い姿勢○
・自然と視線が上がり、気持ちも明るく前向きになる
・姿勢がいいと若々しく健康的でスリムに見える
悪い姿勢×
・首が前に出て顔はうつむきがちに
・肩や背中が丸まり実年齢以上に老けた印象に
・臓器に負担がかかる上、下腹がぽっこり出て見える
姿勢ひとつで見た目年齢は10歳変わる!?
姿勢が悪いと体に余計な負担がかかり免疫力低下の原因にもなる
「免疫力の話 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン・活性酸素)が増えるといわれています。
ビタミンB12について?
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