メールは言葉以上に人を乱す
自律神経を乱すのは、「会話」だけではありません。
メールも同等の威力をもって、相手の自律神経を激しく乱します。
むしろ、会話と比較した場合、
・突然届く
・形に残る
・抑揚がないため、相手の真意を推し量りにくい
という特性があるため、会話以上に驚異かもしれません。
会話は、キャッチボールがあって発生し、生まれた瞬間消えていきます。
言葉に感情が乗るので、字面以外のニュアンスも読み取ることができます。
しかし、メールは違います。
メールは文字ではなく、単なる電子の集合体です。
気軽に送れる分、予想外の相手から突然届くことも多いですし、乱される要素がたくさんあります。
ある調査によると、「過去1年間で、ビジネスメールを受け取って不快に感じたことはありますか?」という問いに対して、約半数が不快に感じたことがあると回答しています。
不快に感じる内容としては、「文章が失礼」「文章が曖昧」「文章が冷たい」などが上位が占めており、メール文化が整備されていない実態が表れていると思います。
私自身も、メールを利用することが多いですが、
「今晩よろしくお願いします」
と書いてあるのと
「先生、今晩よろしくお願いします」
と書いてあるのとでは、受ける印象が違います。
前者の場合は事務的ですが、後者の場合は、「先生」というたった2文字のおかげで、どこか含みがあります。
言ってみれば、こちらが都合のよいように解釈する余地が生まれています。
メールは、字面でしか伝えたいことを表現できません。
したがって、会話以上に真意を伝える工夫をしないと、相手に誤解を与えてしまいます。
言い方を考えるうえでは、「メールでの言い方」も非常に大切なのです。
「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
ビタミンB12について?