就寝前に日記を書く

 

就寝前に日記を書く

 

日記は決して、長々と書く必要はありません。

私が日記につけていることは、たった3つです。

 

1.その日一番失敗したこと

2.その日一番感動したこと

3.明日の目標

 

この書き方は、同僚の医師から勧められた方法です。

最初に失敗したことを書くのは、自分のしたことの中で、一番冷静に振り返らなければいけないことだからです。

そして、自分の失敗を反省したら、明日からまたがんばる気持ちを持つために、感動したことを書きます。

 

日本人は、失敗や反省だけをつづる人が多いのですが、それだけだと、どうしても暗い気持ちを引きずりやすくなります。

モチベーションを維持するためには、絶対に感動したことも書くべきです

 

3つ目に明日の目標を書くのは、実は私なりにアレンジした方法です。

目標を立てると、やるべきことが明確になるので不安が減ります。

不安とは、何が起きるかわからないから生じるものであり、自分のとるべき行動が明らかになってさえいれば、不安は断ち切ることができます。

人生は、不安や悩みの連続と言っても過言ではありません。

しかし、この3つを就寝前に記すだけで、自律神経のバランスはとても安定します。

 

このように、習慣を積み重ねることが、今日も、明日も明後日も、人生を変える「言い方」をする基盤となるのです。

 

 

当然ながら、人の命には限りがあります。

しかし、医療の進歩とともに、そのことを忘れている方も少なくないと感じます。

病院に来れば病気は治る。

そう思っているのです。

しかし、人はいつか必ず終わりを迎えます。

 

最もお伝えしたいのは、そんな人生の貴重な時間を、「言い方」で台無しにするのはもったいないということです。

たとえ、平均寿命より命の灯が早く消えるとしても、勝負は、その瞬間まで元気に明るく生きられるかどうかです。

そしてそれを根幹から支えているのは「言い方」なのです。

 

「言い方」は、人間関係はもとより、自分や他人の健康、パフォーマンスなど、人生を形作る最大のツールです。

しかし、それほど重要なものであるにもかかわらず、これまで「言い方」に対する意識と理解が浅すぎたと反省せざるをえません。

「言い方」は、小手先の技術でどうこうできる代物ではなく、もっと本質を捉え、真剣に向き合わなくては決してコントロールできないものなのです。

残念ながら、このことに気づいている人は、まだまだ少ないと言えるでしょう。

しかし、気がついた人は、「言い方」を味方につけ、空気を変え、人生を変えるスタートラインに立ちました。

 

これから先、豊かな人生を歩み、最後に「いい人生だった」と思えるかどうかは、あなたの「言い方」にかかっています。

ここでお伝えした内容が、少しでも人生に幸せをもたらすことを、切に願っています。

「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+

 

寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/