デジタルとアナログの「ハイブリッド生活」のすすめ
デジタルとアナログの「ハイブリッド生活」のすすめ
新型コロナウイルスによる感染症が終息したとしても、またいつか別の感染症が人類を襲うことは間違いないでしょう。
人々が都会に密集する生活様式は、あまりにもリスクが大きいことを私たちは身をもって知りました。
私たちの生活様式がコロナ以前にそっくりそのまま戻ることは、もうないのではないかと思います。
幸いなことに、デシタル技術の進歩によって、毎日通勤電車に揺られて社員全員が密集して仕事をするという勤務体系は、一部の職種を除いて必要性が薄れつつあります。
その一方で、1日中家にひきこもってパソコンを操作していることで、心身に不調を生じてしまった人が数多くいます。
では、このウィズコロナの時代において、心身の健康を保ちながら暮らしていくには、どうすればよいのでしょうか。
結論からいうと、朝起きてから夜寝るまで、のべつ幕なしのデジタル三昧の生活はやめるべきです。
セロトニンとオキシトシンの活性が弱り、そのことが睡眠ホルモンであるメラトニン不足につながり、「ストレスに弱い脳」をもたらしてしまいます。
とはいえ、現代社会で生活する以上、スマホやパソコンは不可欠な存在です。
そこで提案したいのが、デジタルとアナログの「ハイブリット生活」です。
朝から夕方まではデシタル中心の生活をして、夕食を食べてベッドに入るまではアナログ生活に戻すというものです。
「脳科学者が教える「ストレスフリー」な脳の習慣 より」
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
ビタミンB12について?