元気の源は、すべて脳にある!
デジタルとアナログの「ハイブリッド生活」を
不眠の大きな理由に、デジタル機器依存の生活に陥っていることがあります。
また、そのことか……と思われる方もいるかもしれませんが、それほどIT社会は、心身ともに健やかな生活をするうえで落とし穴だらけなのです。
パソコンやスマホが発するブルーライトが「メラトニン」を破壊することが明らかになっています。
つまり、不眠や慢性疲労の状態に陥りたくなければ、デジタル機器のブルーライトを長時間浴びてはいけないのです。
だから、日中はパソコン・スマートフォンなどデジタル機器を使って存分に仕事をし、動画なども楽しめばいいのです。
ですが、「黄昏時から入眠まではアナログ生活を」というのが、提案です。
夜だけはデジタル機器を使わないで過ごすのです。
食事を楽しむ。
家族との団欒を楽しむ。
読書を楽しむ。
お風呂を楽しむ。
マッサージなど体をケアする。
一日を振り返って明日の準備を整える――。
デジタル依存症にならないために、日中はデジタル生活、夜はアナログ生活の「ハイブリッド生活」を現代人はすべきだと考えます。
元気の源は、すべて脳にある!
いまさらいうまでもないことですが、私たちは地球の自然のなかで日々の生活を営んできましたし、現在も変わりはありません。
朝の準備、昼間の活動、黄昏時の憩い、そして夜の睡眠――。
これを日々繰り返しつつ、さまざまな楽しい出来事やうれしい出来事、あるいは悲しい出来事に出合いながら人生を過ごしているわけです。
そんな毎日をできるだけ快適に、健やかに過ごせるように、私たち人間の脳には、三つの秘薬が合成・分泌されています。
それが、
「セロトニン」
「オキシトシン」
「メラトニン」
なのです。
それぞれの秘薬には、次のような有効な時間帯があります。
・朝=セロトニン
・黄昏時=オキシトシン
・夜=メラトニン
これを理解し、毎日の生活のなかでそれぞれを上手に合成・分泌させれば、健康と幸せのための強力な味方になります。
自前でつくるこの三つの脳内秘薬――これこそほんとうの元気の源なのです。
「医者が教える疲れない人の脳 より」
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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