第4章 冷房を弱くする
第4章 冷房を弱くする
冷え性の人は、血管トラブルが多い
女性に限らず、冷え性が増えているようです。
なぜ冷え性になるかというと、血流が悪く、指の先端まで温かい血液が十分に届いていないからです。
血流が悪いと、さまざまな不具合が起こります。
細胞に必要な酸素や栄養素が届きにくくなるため、体の老化が進みやすくなります。
肌や髪のツヤも悪くなります。
また、血中の脂質が固まりやすくなり、血管が詰まるなどのトラブルが起こりやすくなります。
さらに免疫細胞の活性が弱くなり、ウイルスや細菌に感染しやすくなってしまいます。
代謝が悪くなり、太りやすい体質になることもあります。
このように、冷え性の人はさまざまなトラブルを抱えやすいのです。
体が冷える原因
体が冷える原因の1つは、運動不足です。
定期的に体を動かすことによって毛細血管が元気になり、末端の冷えがなくなります。
夏の暑い日に冷房の効いた部屋にずっといるのも良くありません。
オフィスなどでは、膝掛けなどで対策をしてください。
冷え性予防には、お風呂の活用がおすすめです。
シャワーだけで済まさずにしっかりと湯船に浸かって、寝る前に体を温めましょう。
ショウガやトウガラシ、コショウなど、体を温めるスパイスを摂るのもいい方法です。
「血管が強くなる習慣 より」
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動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン・活性酸素)が増えるといわれています。
また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。
ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12について?