なんとなくだるい、がんばれなくなってきた……は、「血管力」低下の黄信号

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なんとなくだるい、がんばれなくなってきた……は、「血管力」低下の黄信号
 
血管は「ものを言わぬ臓器」と呼ばれます。
血管の病気のほとんどは自覚症状なく進行し、突然命を奪うことが多いからです。
しかし「血管力」低下が出す“サイン”はある程度察知できると思っています。
 
 それが「未病(みびょう)です。
これは東洋医学の考え方で、「病気ではないけれど健康でもない状態」のこと。
そして、「未病」に大きく関わってくるのが血管や血液です
 
 生命活動維持に必要な栄養素や酸素、水は、血管を流れる血液とともに全身の細胞に運ばれます。
細胞で生じた老廃物や体に有害なものは、血液とともに回収されて無害なものに代謝されたり、体外に排泄されたりします。
 
 血液の流れが滞るとこれらがスムーズにできなくなり、疲れやすくなったり、だるさがとれなくなったり、肩こりや冷え性といった「未病」に悩まされるのです。
 
 患者さんにはアドバイスに従って「血管力」がアップした方が数多くいます。
みなさん「肌の調子がよくなった」「すっきり目覚められるようになった」「だるさと腰痛、肩こりが解消した」と、体調の改善を実感されています。
「血管力」と「未病」の関係をこれまで多くの患者さんが実際に証明してくださっています。
 
★未病は、「血管力」が低下しているサイン
 
《未病》
・むくむ
・髪の毛がぱさつく、抜け毛が多い
・胃腸が弱い
・朝、すっきり起きれない
・関節が痛い
・肩がこる
・頭がぼーっとする
・冷えやすい
・疲れがとれずだるい
・肌が荒れている
 
こんな症状がある人は、
「血管力」が弱っているのかもしれません。
「血管力アップ」に努めましょう! 
 
「血管年齢」=血管の固さを表した指標。血管が“何歳相当に硬くなったか”を表す
 のに対し、
「血管力」=血管全体がしなやかさを保ち、その内壁はなめらかで、血液をスムーズに循環させることのできる力
 のことです。
血管の「硬さ」だけに注目するので足りないのです。
血管の内壁に傷つきやすいブヨブヨとしたコブができないようにすることがとても大切なのです。
「「血管を鍛える」と超健康になる! より」
 
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人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。
健康寿命を延ばせるかどうかは、老化と上手くつき合っていけるかにかかっているのではないでしょうか。
 
根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。
虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。
そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。
このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
 
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
また、ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12について?
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