第3章 準備は周りに気づかれないほどいい
第3章 準備は周りに気づかれないほどいい
ネクスト・バッターズ・サークルで準備しているとき、大事なのは「自分はいまネクスト・バッターズ・サークルにいる」と認識することです。
当たり前といえば当たり前ですが、この意識を持っていないと「がんばっているのに報われない」「努力しているのに全然評価されない」との思いに苛まれます。
たしかにあなたはがんばっています。
努力もしています。
しかし、今はネクスト・バッターズ・サークルにいるのですから、スポットライトが当たらないのは当然。
誰からも評価されないどころか、気づかれないのも自然なことです。
野球の試合でネクスト・バッターズ・サークルの人が活躍し、評価される場面などまずありません。
その状況を正しく理解すること。
これは大切です。
そもそも準備の段階は、できるだけ人に気づかれないほうがいいと考えます。
流れが悪いときはややこしい災厄が降りかかってくる危険性にも満ちています。
個人的にがんばっているのに、誰かがやっかんできたり、足を引っ張ってくることもあるかもしれません。
求めてもいないのにアドバイスをしてくる人もいます。
相手は「よかれと思ってアドバイスをしているつもり」なのでさらに対処に困ります。
だからこそ、流れが悪いときほどこっそり、ひっそりと準備する。
これに尽きます。
当然、誰も気づいてくれませんし、評価も承認もしてくれません。
でも、それでいいのです。
主君の仇をとるため、吉良上野介を討ち取る物語(忠臣蔵)の中心人物です。
綿密かつ入念な準備を進めているのに、あまりに隠れて進めているため、周囲からは「あいつはダメだ」「武士の心を忘れてしまった」と口々に悪口をいわれます。
極論ですが、目指すのはそんな状況です。
あなたが本当に活躍するのは「流れが来たとき」です。
今ではありません。
「はじめる習慣 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
そして、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12について?