第4章 「相手を変えようとしない」、そして「邪魔をしない」

第4章 「相手を変えようとしない」、そして「邪魔をしない」

 

私はよく「あなたイコール私じゃない」といいます。

 

これこそ対人関係の極意。

冷静に自分や周囲を見つめ直してみると「相手を変えよう」としている場面はけっこうあります。

近年もっとも社会的に話題となったテーマは「マスクをするべきか、必要ないのか」ではないでしょうか。

 

そのほか、電車に乗ったときの過ごし方、お店での店員とのやりとり、仕事の進め方、メールでの文言、LINEの返信タイミングなど「自分だったらこうするのに」とイライラ、モヤモヤを感じることは多いでしょう。

 

部下や後輩を育成している人なら「なんで、これをやらないんだ!」「どうしてそんなことをするんだ!」とストレスを感じる場面は多いはず。

子育てはその最たるものといえるでしょう。

 

人材育成や子育てする場合、注意や指導は大切です。

しかし、2、3回いって改善されないなら、あきらめることもときに必要なのです。

 

自律神経の専門家からすれば、それもひとつの答えです。

 

人それぞれ価値観や考え方は違いますし、できること、できないこと、常識だと思っていること、許せないことは全然違います。

 

大事なのは「相手を変えようとしない」。

相手は別の人格で、原則として人は変わりません。

2、3回いって変わらないなら、一生変わらないと思ったほうがいいでしょう。

 

さらにもうひとつ大事なのは「邪魔をしない」です。

自分では「そんなやり方はあり得ない」「そんな考え方は間違っている」と感じても、それはその人のやり方であり、決して邪魔をする必要はありません。

同様に「失敗を願う」のもやめましょう

 

その人にはその人のやり方があり、それでうまくいくならいいじゃないですか。

 

あなたはあなたのやり方で、あなたの人生を生きていけばいいだけです。

「はじめる習慣 より」

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ハーバード大学が20年にもわたって行なった調査によると、激しい怒りの後には、急性心筋梗塞狭心症などの心臓発作を起こすリスクが4.7倍まで急上昇するそうです。

ただ、血管に悪いとわかっても、怒りや嫉妬といった感情は自然に湧き上がってくるもの。

完全になくすということはできません。

避けることはできないのなら、湧き起こってきた怒りを以下に鎮めるか、ストレスが持続しないように、いかに発散するかが大事です。

 

カーッと頭に血が上ったとき、簡単にできるリラックス法が、息を吐くということ。

ふーっと腹式呼吸で息を吐くと、副交感神経の働きを強めてくれます。

オフィスでも、どこでもすぐにできるのでおすすめです。

 

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

ビタミンB群は、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/