第4章 「『ありがとう』をいわない人」とは距離を置く
第4章 「『ありがとう』をいわない人」とは距離を置く
悩みの9割は人間関係といわれるほど、どんな人どのようにつき合っていくかによってストレス度合は大きく変わります。
それだけ自律神経も乱れやすくなるわけです。
私がひとつ意識しているのは「『ありがとう』をいわない人」とは距離を置くです。
共感してくれる人もいると思いますが、誰かに何かをしてあげたとき「ありがとう」のひと言がないと、なんとなくモヤモヤした気持ちになります。
別に感謝してもらいたくて何かをしているわけではありません。
きっと多くの人が私と同じ感覚だと思います。
しかし、相手が「ありがとう」のひと言がいえない(いわない)人だと、どうしてもすっきりしない気持ちになります。
それについて本人に文句をいっても仕方ありませんし、陰で悪口や愚痴をいったら、さらに嫌な気分になり、自律神経を乱すだけです。
自分にメリットなどありません。
ここで大事なのが「つき合いの見極め」です。
「ありがとう」のひと言がいえない人とは距離を置く。
物理的に距離を置ける場合はそうしますし、仕事やその他の事情で物理的な距離を置くのが難しい場合には、精神的に距離を置く。
端的にいえば、見切りをつけます。
そうすれば、次に何かをしてあげたとき「ありがとう」がなかったとしても、別に何とも思いません。
精神的に距離を置く(と決める)方法はとても効果があります。
相手に期待もしませんし、相手を変えようとも思わない。
相手に嫌な感情を抱くこともせず、文句も、愚痴も、悪口もいわない。
ただ距離を置くのです。
ここでは「『ありがとう』をいわない人」を例に挙げましたが、自分なりに「○○の人とは距離を置く」と決めておけばいいでしょう。
「はじめる習慣 より」
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ハーバード大学が20年にもわたって行なった調査によると、激しい怒りの後には、急性心筋梗塞や狭心症などの心臓発作を起こすリスクが4.7倍まで急上昇するそうです。
ただ、血管に悪いとわかっても、怒りや嫉妬といった感情は自然に湧き上がってくるもの。
完全になくすということはできません。
避けることはできないのなら、湧き起こってきた怒りを以下に鎮めるか、ストレスが持続しないように、いかに発散するかが大事です。
カーッと頭に血が上ったとき、簡単にできるリラックス法が、息を吐くということ。
ふーっと腹式呼吸で息を吐くと、副交感神経の働きを強めてくれます。
オフィスでも、どこでもすぐにできるのでおすすめです。
ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
ビタミンB群は、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
ビタミンB12について?