第7章 口まわりの筋力を取り戻すコツ 2.カラオケへ行く
マスク生活によって衰えてしまった顔や口まわり筋肉を鍛える目的でカラオケへ行くのもおすすめです。
マスク生活の中で「声が小さくなった」「声が出にくくなった」と訴える人もたくさんいます。
声を出していなければ、それだけ声帯も衰えるので、うまく発生できず、声が小さくなるのは当然です。
コロナ前はよくカラオケに行ったのに、コロナ禍をきっかけに全然行かなくなった。
そんな人も多いでしよう。
ぜひ一度カラオケに行ってみてください。
以前のように歌えず、まずは愕然とするはずです。
コロナによって対面でのコミュニケーションが減り、オンラインのコミュニケーションが増えたのもその要因のひとつです。
オンラインの場合、ヘッドセットなどを使って自分の口元にマイクがある状態で話している人も多いでしょう。
その状況で大きな声を出す人はいません。
コロナ禍前、そこそこの広さの会議室で話していれば、当然、反対側に座っている人にも届く声を自然に出していたはずです。
ガヤガヤと騒がしいカフェや喫茶店で打ち合わせをする人も多かったと思います。
そうした状況が極端に減り、カラオケへ行く機会もなくなれば、当然声も衰えてきます。
みんなでカラオケに行くのももちろんいいですが、その機会があまりない人はひとりで行って、存分に歌うのもいい習慣だと思います。
カラオケが好きな人なら、それが「ワクワクする予定」になるでしょうし、大きく口を開けて、大きな声を出すのはコロナ禍からのリカバリーとして非常に適した方法です。
1週間に一度でも、2週間に一度でもいいので「ひとりカラオケ」に行く。
そんな習慣をはじめてみてはいかがでしょうか。
「はじめる習慣 より」
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人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。
たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。
LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。
ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。
ビタミンB12について?