毎食・バランスよく食べよう!「きん・こつ・けつ・のう・ちょう」食材リスト
きん(筋肉)、こつ(骨)、けつ(血管)、のう(脳)、ちょう(腸)を健康にする長生き食事術を紹介します。
その根幹となるのが食材。
このリストにあるように、それぞれに有効な食材があります。
毎日の食事でバランスよく食べれば、健康で元気な体に近づけます。
鎌田先生が特に愛食している太字の食材にも注目!
<きん(筋肉)>
牛肉
豚肉
エビ
魚
タコ
カニカマ
きな粉
高たんぱくヨーグルト
粉豆腐
鶏むね肉
豆腐
マグロ・カツオ
<こつ(骨)>
ヨーグルト
チーズ
サンマ
きのこ類
ひじき
干し野菜
牛乳
小魚(しらす干し、ししゃも、桜エビ)
小松菜、ほうれん草
<けつ(血管)>
しょうが、シナモン
緑黄色野菜
ごま
トマト
玉ねぎ
オクラ
<のう(脳)>
サバ缶、イワシ缶、サケ(青魚と赤い魚)
卵黄
鶏レバー
ナッツ類
カレー粉
えごま油、アマニ油、オリーブオイル
アボカド
コーヒー
ブルーベリー
高カカオチョコレート
<ちょう(腸)>
きのこ類
モロヘイヤ
寒天
海藻
ヨーグルト
キムチ
酢
みそ
甘酒
デーツ
<5つすべてに効く最強食材>
卵
高野豆腐
納豆
「鎌田式 長生き食事術 より」
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血管力を高める食事は、炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのが基本です。
これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。
血管はアミノ酸、たんぱく質とコレステロールなどの脂質によってつくられます。
アミノ酸は普通の食事をしていれば十分にとれるので、動物性たんぱく質を意識しましょう。
たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。
動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。
各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12について?