心の一生はシナプスの変化の歴史でもある

イメージ 1

心の一生はシナプスの変化の歴史でもある

ヒトは、霊長類の中でいちばん長生きである。
たとえば日本人の平均寿命は約80歳である。ただし平均寿命は国や時代によってことなる。
ヒト以外の霊長類では、寿命に関するまとまった調査がないので、平均寿命のデータはない。
しかしヒトに飼われていた霊長類の長寿記録のデータがある。
チンパンジーは50歳、ニホンザルで35歳くらいまで生きる。
個体が生きているかぎり脳は使われているので、脳の寿命は個体の寿命と同じだと考えてもよい。

ヒトの脳は、霊長類の中で最も大きい。大人で1200~1400グラムもある。
ヒトの体の中では、肝臓と同じくらいの大きさで、体内での相対的な大きさも、霊長類中で最大である。これは進化の過程で生じたものである。

脊椎動物のいろいろな種で体重と脳の重さの比率をみると、高等な生物になるほど、体重に占める脳の重さの比率が大きくなる。
霊長類のデータをみると、いずれの種でも、体重が重いほど脳は重くなり、寿命は長くなっている。

霊長類の脳は、誕生直後に急激に大きくなり、幼年期以降はゆっくりと成長し、成年期に最大となる。
その後老年期にかけてゆっくりと小さくなっていく。
脳の重さは成長につれて重くなるが、脳の神経細胞の数は必ずしも減るわけではない。
老年期になって分裂して増えることもある。

脳は神経細胞がつながって神経回路をつくる。
神経細胞が別の神経細胞に情報を送るときには、シナプスがはたらく。
新しいことを覚えたり学習したときには、シナプスがつくられ情報が送られやすくなる。
われわれが生きて脳を使っているとき、何かができるようになるとシナプスができ、できなくなるとシナプスがなくなる。

1個の神経細胞の一定面積につくシナプスの数をみると、誕生直後すぐにふえだして生後8ヶ月で最大になる。その後はゆっくりと減っていく。
出生後シナプスがふえるときに、新しいことを覚え、年をとっていろいろなことができなくなったときには、シナプスが減っている。

年をとって精神機能が下がったときには、神経細胞が死んでいるといわれてきた。
しかし最近の研究では、精神機能の低下は、シナプスの減少によるものであることがはっきりしてきた。われわれの心の一生は、シナプスの変化に対応しているといえるだろう。
ニュートン ここまで解明された脳と心のしくみ より)

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

脳に栄養、休息、ゆとりを与えるビタミンB12!
脳や神経が働くときは、神経線維同士の情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で1単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働きます。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳・創造力・学力向上のためのビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html