【肌あれ・にきび】
コラーゲンと多様なビタミンで老けないピチピチ肌をつくる
◆ストレスや生活習慣の乱れで肌の免疫機能が低下◆
女性の場合、メイクのときに肌荒れを実感することが多いものです。
ファンデーションののりが悪くなったり、化粧水をつけるときに、肌がカサカサしているのでわかります。
皮膚の細胞は体の内側から作られ、4週間後に表面に出てきて、はがれ落ちていきます。
このサイクルをターンオーバーといい、新陳代謝が活発であれば正常に繰り返され、つねに新しい細胞が作られています。
このメカニズムが、肌のハリや適度な水分と油分を保ち、美容面でも、体を保護するという健康面でも活躍してくれます。
ところが、ターンオーバーが遅くなると、表面の細胞が古くなり、保水力や皮膚腺の機能が低下して、肌はうるおいをなくします。
皮脂に守られていない肌からは水分がどんどん蒸発するため、さらに乾燥して、カサカサになってきます。
肌のターンオーバーが悪くなると、古くなった皮脂や角質が毛穴につまり、肌の免疫力も低下します。
すると、皮膚に常在しているアクネ菌が毛穴に繁殖し、炎症や化膿を起こして、にきびになります。
10代の思春期にできるにきびは、皮脂の分泌が過剰になるために起こりますが、大人になってからのにきびは、ストレスなどで肌の免疫機能が低下したことが原因で起こります。
肌は、体内の健康状態を反映する鏡のようなものです。
食生活の偏りやストレス、睡眠不足、生活習慣の乱れなどがあると、ターンオーバーや肌の免疫機能が低下します。
タバコや便秘も肌荒れの原因となります。
◆食事と生活術の両方から美肌づくりにアプローチ◆
肌あれの予防・改善には、皮膚組織の構成成分であるコラーゲンと、コラーゲンが体内で生成されるために必要なビタミンCをとるのが有効です。
ビタミンCには抗酸化力があるので、活性酸素を除去して血液の流れをよくし、肌の新陳代謝を高めるためにも役立ちます。
コラーゲンは、鶏手羽肉、豚足、豚バラ肉などからとります。
鶏手羽肉や豚バラ肉は、脂肪にコラーゲンが含まれているため、よく煮て脂を落としたあとの脂肪組織を食べるようにすると、摂取エネルギーを抑えることができます。
ビタミンCは野菜野フルーツからとります。
ビタミンAやβ-カロテン、ビタミンB2も、肌の健康を保つために欠かせない成分で、抗酸化作用があります。
また、皮膚に含まれているリノール酸が活性酸素で酸化されるのを防ぐために、ビタミンEの補給も必要です。
ビタミンAはレバーやうなぎなどの動物性食品から、β-カロテンはにんじんやかぼちゃなどの緑黄色野菜からとります。
ビタミンB2はバナナ、レバー、野菜など、ビタミンEはアーモンドなどのナッツやかぼちゃ、アボカドなどに豊富に含まれています。
加えて、生活習慣病を見直すことも大事です。
肌は、体内の健康状態を映し出しているので、まずは食生活を見直し、栄養に偏りがないように気をつけます。
さらに、生活リズムをととのえて、早起きを心がけ、新陳代謝が最も活発になる夜10時以降は、ゆったり過ごし、早めに眠りましょう。
また、ストレスをためないことも大事です。
洗顔では、石けんで洗いすぎて、皮脂を取りすぎないように注意します。
メイクをしていないときは、水洗いでもOKです。
※新陳代謝が活発になるのは、夜10時から深夜2時。遅くても12時には眠りたい。
「病気にならない人の食べるクスリの本 より」
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ビタミンB12は結晶が赤いことから「赤いビタミン」とも呼ばれています。
主な働きは赤血球の生成を助け、貧血を予防すること。
女性に多い貧血の原因は、鉄分の不足が挙げられます。
しかし、貧血にはもうひとつ原因があるのです。
それがビタミンB12の不足。
ビタミンB12は赤血球を形成、再生し、血液を作ることで、貧血を防いでくれるのです。
そのほかの働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があります。
実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめといえます。
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、進行すると動脈硬化や心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。
ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。
また、脳や神経とも関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html