入口は内臓脂肪、出口は脳・心血管疾患

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入口は内臓脂肪、出口は脳・心血管疾患

生活習慣病には、肥満症、高血圧、糖尿病、高脂血症痛風脂肪肝睡眠時無呼吸症候群などさまざまな病気・健康障害があります。
その中でメタボリック・シンドロームはどのような位置を占めるのでしょうか?

人々の誤解のひとつとして、「メタボリック・シンドロームという新しい病気が登場した」という見方が一部に見られますが、まったく新しい病気というよりも、ある条件に基づいて複数の生活習慣病を整理し、関連づけるとともに、将来のリスクを喚起する予防医療として、また同時に治療法として設定された、その意味では新しい病気・病態と考えるのがふさわしいでしょう。

長年、メタボリック・シンドロームの研究や診療に携わる京都大学大学院医学研究科(内分泌代謝内科学分野)の医師は、メタボリック・シンドロームの核心についてこう説明します。

メタボリック・シンドロームは内臓脂肪の蓄積があり、高血圧、高血糖・糖代謝異常、そして脂質代謝異常の3つの危険因子が2つ以上合併している病態です。
高血圧には高血圧症の、高血糖・糖代謝異常には糖尿病の、脂質代謝異常には高脂血症のそれぞれ前段階、境界型も含まれています。
ポイントは、軽症の場合でも危険因子が集積するメタボリック・シンドロームの有病者では、脳・心血管疾患のリスクが高まることです。
つまり、メタボリック・シンドロームの有病者では、そうでない人に比べ、致死性の脳・心血管疾患の発症率が2~3倍に高まり、2型糖尿病の発症率も3~5倍高まるとされています。
このように、メタボリック・シンドローム生活習慣病の数十年にわたる長期間の因果関係をはっきりと示しています。
この点に注目してもらいたいと思います。」

言い換えれば、内臓脂肪の蓄積という入口と心血管疾患、脳血管疾患のハイリスクという出口によって関連している生活習慣病を囲んでしまおう、という考え方がメタボリック・シンドロームにあるのです。
メタボリック・シンドロームでは、「内臓脂肪蓄積(腹部肥満)を基盤として」という表現がよくなされますが、それはまさに危険因子の入口部分あるいはそれに極めて近い部分を指し示しているのです。
メタボリック・シンドロームを知る より」

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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には広く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
ただし、おもしろいことに、納豆やみそ、たくあんなど、日本に古くからある保存食には、植物性でも例外的にビタミンB12が含まれています。これは、発酵の過程でビタミンB12が作られるためと考えられます。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html