脳が急激に萎縮して脳の神経細胞が死に、神経回路そのものに異常が生じる病気です。
末期には自分の名前すらわからなくなり、死を迎えることになります。
アルツハイマー病は、1906年にドイツの精神病医学者のアロイス・アルツハイマーが脳を解剖したことによって発見されました。
この病気で亡くなった人の脳は、記憶や判断に関係する脳の神経細胞が死んでいたり、神経細胞同士をつなぐシナプスが脱落していたりしてね、神経回路そのものがおかしくなっています。
脳の神経細胞は通常の老化によっても減っていきますが、アルツハイマー病では記憶を司っている海馬や大脳皮質の神経細胞に大きな脱落が起きていきます。
そのために脳自体も小さくなってしまい、もっとも病状が進んだ脳では正常な脳の約60パーセントまで縮んでしまいます。
また、アルツハイマー病の患者の脳では、さまざまな神経伝達物質が減少していることもわかっています。
初期のアルツハイマー病の判断は専門医でも、老化による認知能力、記憶力の低下なのか、病気による低下なのかの区別がつけにくいものです。
初期の段階では運動麻痺や感覚障害などの神経症状もなく、本人にも病気だという自覚はありません。
アルツハイマー病はゆっくりと発症し、少しずつ悪化していくのです。
しかし、中期になると、時間・場所の見当がつかなくなる、抽象的なことがわからなくなる、自分が忘れていることに気づかない、妄想や幻覚が起こる、徘徊といった、はっきりした症状が現れるようになります。
さらに、末期になると、家族の名前や顔も自分の名前さえもわからなくなり、日常生活が困難になり、寝たきりになって死を迎えることになります。
30歳より前にアルツハイマー病が発症する場合は極めて希で、患者数が多いのは65歳以上。
また、男性よりも女性が多くなっています。
10数年前までは原因不明で治療法はないとされていた難病だったアルツハイマー病ですが、現在では早く見つければある程度よくなりますし、進行を遅らせることも不可能ではなくなりました。
しかし、患者が家族につきそわれて病院に行く時には、すでに徘徊の兆候が出ていたりと、すでに中期的な症状が出てしまっており、手遅れになっているケースがほとんどです。
＜予防・治療＞
積極的な予防は困難なので、危険因子と考えられているものをあげておきます。
取り除けるものはできるだけ節制することをお勧めします。
・両親や兄弟姉妹に発病した人がいる場合は、本人もかかる率(40～64歳で)が高くなります。
・強い頭部打撲は発症を5～7年早めるようです。
・飲料水中のアルミニウムは危険因子です。
・寝たきりの生活になると脳の神経細胞も著しく衰えていきます。
・配偶者の死や定年といった生活環境の変化によって症状がはっきり出ることがあります。
「ビジネス脳・幸せ脳・健康脳 より」
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
＜ビタミンB12の働き＞
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html
