なぜ50代を過ぎると病気になりやすくなるのか

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なぜ50代を過ぎると病気になりやすくなるのか

低体温は、あらゆる人にとってよくありません。
なかでも、とくにリスクが高くなるので気をつけていただきたいのが、50代以上の人の低体温です。

同じ低体温でも、20代では深刻な病気になる人はそれほど多くありませんが、50代になると病気を発症してしまう人が急増します。

脳の血流障害が原因で起こるパーキンソン病も、発症する人のほとんどが50~60代です。

パーキンソン病にかぎらず、多くの病気が50代を境に発症率が急増します。

なぜ50代を過ぎると病気になりやすくなるのでしょう。

それは、50代を過ぎると、ほとんどの人に加齢による動脈硬化が起こってくるからです。

動脈硬化とは、読んで字のごとく動脈の血管壁が硬くなることです。
しかし、たんに硬くなるというだけではありません。
血管の内側に悪玉コレトテロールがこびりついて「プラーク」と呼ばれる脂肪の塊ができ、血の流れが悪くなるとともに血液が詰まりやすくなってしまうのです。

加齢によって、こうした動脈硬化がひどくなっていくのが、だいたい50代前後。
ですから50代の人は、年齢的な問題でどうしても動脈硬化が起きてしまうので、たとえ体温が高い人であっても、その人が若かったときよりは血流が悪くなっていると考えなければなりません。

ただでさえそうした年齢によるリスクがあるのですから、そこに低体温が加わると、発病のリスクは跳ね上がります。

動脈硬化によって硬く狭くなった血管の中を、低体温によってドロドロになった血液が流れることになるのです。
しかもその低体温が交感神経の過緊張によるものであれば、血管は収縮するのでさらに細くなります。
こうなると、脳梗塞心筋梗塞狭心症など深刻な病気を招くことにもなりかねません。

こうした怖い動脈硬化も、これから申し上げる四つの危険因子に気をつければ、かなりの年齢まで防ぐことができます。

動脈硬化を招く危険因子は、アンチエイジングの世界では昔からよく知られているものなのですが、リスクの高い順にいうと、「高血圧」「喫煙」「糖尿病」「高コレステロール」の四つです。

ここで注目してほしいのは二番目の「喫煙」です。

そのほかの三つは、健康診断で要注意といわれると、多くの人が食生活を見直したり、薬を服用したりすることでコントロールしようと努力されるのですが、リスクが二番目に高いにもかかわらず、喫煙をやめる方は実際には多くありません。
そのため、いくら血糖やコレステロールをコントロールしても、タバコを吸いつづけていたのでは効果はありません。
喫煙しているかぎり、動脈硬化はどんどん進んでいきます。

50歳以降も健康でいるためには、まずは動脈硬化を招く四つの危険因子をすべて取り除くことです。
そのうえで体温を恒常的に上げる努力を続けていけば、血流が改善されるので、硬くなった血管細胞のダメージも徐々に回復し、動脈硬化は改善されていきます。
動脈硬化が改善されれば、それだけ病気を発症しにくくなるのです。
「体温を上げると健康になる より」

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第二次世界大戦後、アメリカの月刊誌『リーダーズダイジェスト』に”赤いビタミン(ビタミンB12)が悪性貧血の患者の命を救う特効薬だ”との解説文が掲載されました。
その頃から、ビタミンB12は世界的に研究者の注目を集め、それに関連した研究(その合成法など)には、いくつものノーベル賞が与えられました。
そして、多くの研究者による努力の結果、ビタミンB12は、悪性貧血のみならず、神経系や内分泌系にも効果があることが明らかになったのです。

ビタミンB12によって脳の血流が活発になり、それにより脳の隅々まで栄養が行き届くようになり、死滅していた細胞が再生されるということが言われるようになりました。

食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。

また、現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれませんが、例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳・創造力・学力向上のためのビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html