突然死で、もっとも多い心筋梗塞
突然死で、もっとも多い心筋梗塞
突然死の原因で多いのが心臓の病気です。
なかでももっとも多いのが心筋梗塞。
突然死の多くは、血管が詰まって起こるのです。
昔は、心筋梗塞というと60代、70代といった高齢の患者さんが多かったのですが、最近は若い人にも増えています。
なぜなら、血管自体が老化したり、傷ついたりしていなくても、血管が詰まってしまうことがあるからです。
血管が詰まる原因は大きく分けて2つあります。
それが動脈硬化と血管の機能異常(けいれん)です。
ひとつめの動脈硬化が血管の詰まりを引き起こすことは、以前からよく言われているのでご存知の方も多いと思いますが、あらためてその関係を説明しましょう。
なぜ動脈硬化が起きるのかというと、その原因はさまざま。
早めに、生活習慣病や肥満を予防・改善すれば、その後の進行を抑えることができます。
「強い血管をつくれば健康になる! より」
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虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。
そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
ホモシステインとは
必須アミノ酸であるメチオニンを代謝していく上で産生される中間代謝物で、ホモシステインからは再度メチオニンが作られたり、美白に関わるシステインや、エネルギー産生に関わるα-ケト酪酸の前駆体になる等、重要な役割を担っています。
しかし、1969年にボストンの医師が先天的に血中ホモシステイン濃度の高い患者において若年期に動脈硬化や血栓性病変があることを発見して以降、多くの学者が 研究を始め、ホモシステインが心疾患等の危険因子になり得ることを明らかにしました。
文部科学省の大規模コホート研究においても、血清ホモシステイン値が高い人ほど循環器疾患による死亡率が高くなることがわかりました(基準値は3.7~13.5μmol/L ファルコバイオシステムズHPより)。
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