家庭のワークシェアリング

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男性にとっても、女性にとっても、毎日の家事を意識してこなすことは、脳の働きを高めるためにとても良いことです。
仕事では、誰かが命令してくれたり、全体の流れに乗って動いていれば終わっていくこともありますが、家事は自主的に動かないと終わりません。
その、自分で考えて行動するときに、前頭葉の指令を出す力が鍛えられます。
 
特に定年退職後、家事を習慣の中に取り入れるのは、とても良いことだと思います。
仕事で脳を使う機会はいつかなくなりますが、家事は一生なくならないからです。
 
定年退職前には、会社でも自分で考えて行動したり、積極的に雑用をこなしたりする場面が減っていたと思います。
その中で前頭葉の体力を衰えさせていた人が、そのまま定年退職を迎えると、時間はあっても何も行動する気にならない人になってしまいます。
 
定年後のボケを心配されている方は多いと思いますが、そういう人たちは、まず、家庭内の仕事をこなすことから始めて下さい。
前頭葉の体力を維持する訓練になります。
 
ずっと奥さんに家事を任せきりにしてきた旦那さんは、それを少しでも自分でやる習慣を持って下さい。
「男が家事なんて」という古い考えに囚われていてはいけません。
これは脳機能を高めるためのトレーニングです。
なれない家事を意識してやってみると、それがじつは脳をよく使う作業の連続であることに気づくと思います。
 
家事を独占してきた奥さんは、それを少しずつ旦那さんに譲ってあげて下さい。
女性にとって台所は聖域になっているような面がありますから、男性を入れることに抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、お互いの脳のためです。
それまでに体で覚えてきたことを言語化して人に教えるというのは、それ自体も脳を鍛える訓練になります。
自分でやってしまいたくなる気持ちを抑えて、ていねいに教えてあげましょう。
 
家事の負担が減った分の時間を新しい活動に費やすともっといいです。
カルチャー教室に参加したり、ボランティア活動を始めたり、新しい趣味を持つのもいいと思います。
新しい趣味を持つのもいいと思います。
新しいことに挑戦し続けている人の脳は、何歳になっても若いものです。
 
●脳を鍛えるときには、司令塔である前頭葉を鍛えることを意識するといい
前頭葉を鍛えるときには、テクニック以前に体力をつけることが大事
●家事や雑用を積極的にこなすことは、前頭葉の体力を高める訓練になる
 
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