脳のためには「減塩」が必須条件
脳のためには「減塩」が必須条件
人体にとって、塩分は欠かせない物質ですが、それも程度問題です。
塩分を摂りすぎると、高血圧症状が現われるからです。
高血圧は、体の負担となるのはもちろんのこと、脳にも大きな負担を与え、やがては脳の機能を損なっていきます。
高血圧となるしくみは、以下のとおりです。
まず、血液中の塩分が増えると、それを薄めるため、細胞内にあった水分が血液のほうにうつります。
そうして、血液内の塩分濃度は下がるのですが、水分が増えたぶん血液量も多くなり、血管壁を圧迫し始めます。
その一方で、細胞内は水分不足の状態になるので、のどが渇き、体が水を欲するようになります。
そうして、水を飲み、体内に補給すると、さらに血液量が多くなり、これがまた血管壁を圧迫する原因になります。
こうして、血管壁がつねに圧迫されている状態が、高血圧です。
そういう状態が長く続くと、血管がポロポロになるだけでなく、脳への血流が悪くなり、脳が十分に機能しなくなるのです。
脳のためにも、高血圧を予防するには、塩分を控えめにすることです。
しょうゆや塩をもっと使いたいという誘惑にかられても、我慢しましょう。
酢やレモンを上手に使えば、塩分を抑えることができます。
また、うどんやラーメンのつゆを全部飲んだりしないことです。
こうした日々のちょっとした注意が、脳を守ることにつながります。
「脳(あたま)にいいこと全部やってみよう! より」
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仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
また、体内でブドウ糖が不足して血糖値が低くなると、血液中にあるトリプトファンやコリンなどのアミノ酸の吸収が悪くなるため、それらから作られる神経伝達物質のセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどが不足してしまいます。
良質のたんぱく質(アミノ酸)が含まれる肉や魚介、卵、牛乳などをとりましょう。
神経伝達物質の生成に欠かせないビタミンB12はレバーや肉、魚介など、動物性食品に多く含まれています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
ビタミンB12とは
http://www.endokoro.com/
人体にとって、塩分は欠かせない物質ですが、それも程度問題です。
塩分を摂りすぎると、高血圧症状が現われるからです。
高血圧は、体の負担となるのはもちろんのこと、脳にも大きな負担を与え、やがては脳の機能を損なっていきます。
高血圧となるしくみは、以下のとおりです。
まず、血液中の塩分が増えると、それを薄めるため、細胞内にあった水分が血液のほうにうつります。
そうして、血液内の塩分濃度は下がるのですが、水分が増えたぶん血液量も多くなり、血管壁を圧迫し始めます。
その一方で、細胞内は水分不足の状態になるので、のどが渇き、体が水を欲するようになります。
そうして、水を飲み、体内に補給すると、さらに血液量が多くなり、これがまた血管壁を圧迫する原因になります。
こうして、血管壁がつねに圧迫されている状態が、高血圧です。
そういう状態が長く続くと、血管がポロポロになるだけでなく、脳への血流が悪くなり、脳が十分に機能しなくなるのです。
脳のためにも、高血圧を予防するには、塩分を控えめにすることです。
しょうゆや塩をもっと使いたいという誘惑にかられても、我慢しましょう。
酢やレモンを上手に使えば、塩分を抑えることができます。
また、うどんやラーメンのつゆを全部飲んだりしないことです。
こうした日々のちょっとした注意が、脳を守ることにつながります。
「脳(あたま)にいいこと全部やってみよう! より」
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仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
また、体内でブドウ糖が不足して血糖値が低くなると、血液中にあるトリプトファンやコリンなどのアミノ酸の吸収が悪くなるため、それらから作られる神経伝達物質のセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどが不足してしまいます。
良質のたんぱく質(アミノ酸)が含まれる肉や魚介、卵、牛乳などをとりましょう。
神経伝達物質の生成に欠かせないビタミンB12はレバーや肉、魚介など、動物性食品に多く含まれています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
ビタミンB12とは
http://www.endokoro.com/