【脳は使わないと衰える一方】使えば使うほど活性化する脳の働き

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【脳は使わないと衰える一方】使えば使うほど活性化する脳の働き

40歳を過ぎると神経細胞が減っていきます。
今からなんとかしなきゃと感じられる方がいる一方で「どうせ神経細胞はほんの一部しか使っていないんだから多少なくなったって大丈夫」と、まったく気にされない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

人間は脳の10分の1程度しか使っていないという説もありますが、最近ではどうもそうではないということがわかってきました。
脳の大部分は情報伝達などには関係しない、脳の働きには直接関係していないグリア細胞が占めています。
なんとなく、ニューロンのほうが大切で、グリア細胞はいらないもののように感じるかもしれませんが、どちらも大切で必要なものです。

ニューロンは頭のいい悪いを左右しています。
そして、グリア細胞ニューロンに栄養を補給していると考えられています。
動物実験のときにニューロンを採取してシャーレに入れておくと、グリア細胞がないとすぐに死んでしまうのですが、グリア細胞があれば、ずっと生き続けています。
このことからも、グリア細胞ニューロンを守るとても大切な役割を担っていることが分かります。

脳は一部分だけが働いているわけではありません。
本を読んだり、会話をしているときは脳の言語野の血流がよくなっているので、その部分が活発に働いていると考えられます。

では、それ以外の部分はまったく働いていないのかというと、大きくは活動していませんが、いろいろな部分が少しずつ関係して動いているようです。

そもそも、脳の10分の1しか使っていないのであれば、進化の過程で脳がもっと小さくなっていたはずです。
にもかかわらず、今でもこの大きさを保っているということは、なんらかの役割を担っているということでしょう。

そして、神経細胞は刺激を受ければ受けるほど、情報伝達がスムーズにできるようになります。
学習する臓器である脳は、使えば使うほど活性化すると言っていいでしょう。
「40歳から『衰えない脳』をつくる 7つの習慣 より」

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ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
熟年の人達が正確で、いろいろな状況下で“成熟した”判断を行い、好ましい結果を得ることができるのは、そのためであろうと思います。

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12であります。

栄養をニューロンに補給するのに役立つグリア細胞というのがあります。
アインシュタインの脳には、ニューロン1本あたりのグリア細胞が多かったという報告もあります。

≪ビタミンB12の老化防止効果≫
ビタミンB12は、悪性貧血等に優れた効果があることは以前から知られていましたが、最近、傷ついた神経繊維の修復や神経の伝達物質の合成に関与していることがわかってきました。

従来、一度死滅してしまった脳細胞は、再生不可能とされてきましたが、近時、ビタミンB12によって、再生されることがわかってきました。
それが、末梢神経障害や認知症の治療に有効である事から、俄然注目を浴びるようになってきました。

老齢化が進むにつれて、感情の起伏が少なくなる、いわゆるボケ症状が見られるケースが増えています。

これは、脳が萎縮する為に起こることで、同じように老人認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー症候群も、脳全体が萎縮して、大脳皮質に変化が起こることによります。

脳の萎縮を防止するためには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行なわれなければなりません。
ビタミンB12は、この蛋白合成と核酸合成の両方に役立っています。

ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
ビタミンB12とは?
http://www.endokoro.com/
<参考記事>
http://www.endokoro.jp/blog/?page_id=173
http://www.endokoro.jp/blog/?page_id=2273