食事の偏りを見つけるチェックポイント
「これだけを食べていれば健康」といった完全な食品は存在しません。
さまざまな食品を食べて、寿命を延ばしてきた先人の知恵を活かしましょう。
≪バランスのよい食事って?≫
健康には「バランスのよい食事をほどほどに」といわれていますが、具体的にはどのような食事なのでしょうか?
まず、バランスのよい食事とは、健康維持に必要なエネルギーや栄養素が過不足なくとれるものといえます。
たとえば、ビタミンB群などが不足すると口内炎になるといった不足症が起き、脂肪をとりすぎと肥満という過剰症に陥ってしまうのです。
言い換えると、健康であればバランスがとれている証拠。
逆に、気になる症状があれば、バランスが崩れているというカラダのシグナルなのです。
≪偏ったバランスを立て直そう!≫
しかし、毎日の食事に栄養価計算をしたり、過不足なくメニューを立てるのは、たいへんなことです。
そこでおすすめなのが、和食の「一汁三菜」と呼ばれる食事スタイル。
和食は世界の長寿食といわれ、栄養バランスに対する感覚を自然に養ってくれるのです。
一汁三菜とは、主食のごはんに加えて、みそ汁などの汁物を1品(1汁)と、おかずが3品(三菜)のことをいいます。
なお、おかずの3品は、メインとなる肉や魚のおかず1品と、煮物や酢の物、あえ物など野菜中心のおかずが2品ということをあらわしています。
主食のごはんからは炭水化物(糖質)を、メインのおかずからはたんぱく質や脂肪を、野菜のおかずからはビタミン・ミネラル・食物繊維などを補給することができます。
しかも、多くの食品の組み合わせをもたらすために、自然と栄養のバランスが調うことになります。
中華や洋食でも一汁三菜のスタイルが基本的な食事のカタチになるようにしてみましょう。
外食なら、定食のセットメニューが近いですね。
まずは毎回の食事で、最低ごはんとおかず2品(メインのおかずと野菜のおかず)を揃えるようにしてみましょう。
≪食べていないのに太るのは?≫
体重オーバーは、免疫力を低下させてしまいます。
間食が多かったり、食べ過ぎ、偏食や外食が多いといった栄養バランスをとりにくい食生活が続いていると、ダイエットを心がけていてもなかなか減らないこともありますね。
本当に食べていないのなら、体重は落ちてくるはず。
なのに、いっこうに減らないのは「じつは食べている」からです。
「食べていないのに太る」というのは、自分が食べた量を勘違いしているのです。
一般に太り気味の人は、実際に食べた量よりも少なめに考える傾向があり、逆にやせ気味の人は、食べている量を過大に考える傾向にあります。
体重が落ちないジレンマを感じるときには、自分がやせていたころと比較してみましょう。
食べても太らなかったころと比べて、カラダを動かす量や、食べる量の違いを振り返るのです。
食べる量に変化はなくても、動く量は減っていませんか?
このほか、ジュースやコーヒー類、おやつを「食べた」うちに計算していないこともあります。
健康によいと聞いた食品を食べ過ぎていることもあるでしょう。
今までの食事にプラスして食べていれば、その分エネルギーもプラスされます。
何かを増やしたら別のものをマイナスする工夫も必要ですね。
「免疫力を上げるコツ より」
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ビタミンB12の働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があり、実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめです。
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。
ビタミンB12について