認知症に効く栄養成分⑨≪イチョウ葉エキス≫

イメージ 1
認知症に効く栄養成分⑨≪イチョウ葉エキス≫
 
●多種類のフラボノイドが血行を促進する
イチョウ葉エキスに、血行促進、認知症予防などの効果があることはよく知られています。
ドイツを中心に、ヨーロッパでは医薬品として利用されています。
 
イチョウ葉エキスの有効成分は、大きくフラボノイドとテルペノイドに分けられます。
フラボノイドは黄色い色素で、ルチン、ケルセチンなど、確認されているだけで13種類含まれています。
このなかには、イチョウ葉エキスだけにみられる「二重フラボン」と呼ばれる活性の強いフラボノイドも6種類含まれています。
 
これらのフラボノイドは、強力な抗酸化力で活性酸素を消去するとともに、末梢血管を拡張して血行を促進し、脳や心臓への血流を増やします。
 
●テルペノイドがさらに脳への血流を増やす
テルペノイドは、植物の香りや樹液の成分です。
イチョウ葉には固有のギンコライドとピロパライドが含まれています。
 
ギンコライドはイチョウ若木の葉や根に含まれる成分で、ヨーロッパではハーブとして用いられています。
日本でいうなら漢方薬のような存在です。
 
ギンコライドには血小板の凝集を阻害して、血栓をできにくくする作用があります。
また、アレルギーの原因となるPAFという物質の働きを抑制して、ぜんそくなどのアレルギー症状を緩和します。
 
もう一つの特有の成分ピロパライドは、記憶と密接なかかわりがある脳の海馬周辺の血流量を特異的に増やします。
さらに、脳内の神経細胞間でやりとりされる電気信号の乱れを抑えたり、神経細胞の死滅を防ぐ働きもあると考えられています。
 
これらの成分の相乗効果で、イチョウ葉エキスは脳の血行をよくして、認知症を防ぎます。
脳血管性認知症にもアルツハイマー認知症にも効果があります。
 
●成分をよく確認する
イチョウ葉エキスにはギンコール酸というアレルギー物質が含まれているので、生の葉を煎じて飲んだりしないように。
ギンコール酸が除去されており、フラボノイド類を2425%、テルペノイド類を6%以上含んでいるものを選んでください。
妊婦や授乳中の人、抗血栓剤・抗血液凝固薬を服用中の人は利用を避けたほうがいいでしょう。
認知症 治った!助かった! この方法 より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
また、食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。
 
詳細はこちらへ